１２月３１日（金）「大晦日になりました。」
いよいよ２０１０年最後の日となりました。今冬の初雪で気温もかなり低くなっている大晦日です。
さて、今年は議員活動や選挙などにおいて様々なことがありましたが、一年間全力で走ったつもりです。結果が出せなかった部分については率直に反省し、次につなげていきたいと思います。
嘉田県政の２期目がスタートして大いに期待しているのが、地域主権の確立です。これは民主党にとっても、ともに進むべき道です。
地方に財源や権限をいかに移して、自らの責任でいかに地方自治を進めるか、真価が問われる時です。
滋賀県では嘉田県政が２期目の信託を受けました。次の課題は嘉田与党、つまり民主党と対話の会で県議会の過半数を得ることです。
国政の動きの中で、今民主党は苦境に立たされていますが、私たち地方議員の日常の活動をしっかり評価いただいて、「もったいない県政」との強い連携を再度構築していきたいと思います。そのことにより、中小企業の振興をはじめ滋賀県経済の元気を取り戻し、安心安全の県民生活を守っていきことができます。来年もよろしくお願いいたします。
そして、この一年間、ご指導ご鞭撻を賜り、誠にありがとうございました。
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１２月３０日（木）「今年ももうわずかで終わります。」
今年ももうわずかで終わろうとしています。
政治でみれば、鳩山総理が辞職し、菅内閣が誕生しましたが、尖閣諸島問題や消費税発言で大きく支持率を下げました。
選挙の状況としては知事選挙で嘉田由紀子さん、参議院選では林久美子さんで勝利しましたが、近江八幡市長選挙、栗東市長選挙では苦杯をなめました。
そして、いよいよ来年４月は統一地方選挙で、一大決戦となります。
争点は何になるのでしょうか。もちろん、景気・雇用、子育て、医療福祉介護など政策課題は山ほどありますが、それぞれ手法の違いはあっても争点化はしないように思います。
となれば県議選では嘉田知事との距離感というのが一つのポイントになるのかもしれません。しかしながら、地方は２元代表制です。知事への投票行動と県議会への投票行動が必ず一致するとは限りません。
一部の知事は地方での議員内閣制を主張されていますが、果たしてこれはどうでしょうか。国は憲法上、もちろん議員内閣制ですが、首相公選制を主張される方も多くあります。
地方政治で議員が執行部に入る、あるい議会の中で首長を選ぶという提案は今の段階では住民が受け入れることはできないと思います。
議会の役割など大いに議論はすべきと思いますが、民意をしっかり地方政治に反映できるシステムが一番です。
もう一つの課題は地域主権の確立です。財源、権限を委譲して地方が自分たちのまちの在り方を自らで決めることができるシステムを構築できるか、このことに対する考えをしっかり示せないと地方でのリーダーにはなりえません。
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１２月２９日(水）「今日から年末年始休暇に。」
役所を含めて昨日が仕事納めで今日から年末年始の休暇というところが多いのでしょうか。まちなかの商店では正月用品が並び、迎春準備が始まりました。
年の瀬になると心配なのが失業などでお正月が越せない人がいないかということです。毎年派遣村の設置などが注目されていますが、菅総理は失業者など生活困窮者の住宅確保や生活相談に向けて厚生労働大臣に指示を出されたようです。
依然として完全失業率は５パーセントを上回っており、予断を許さぬ状況です。特に、これから寒さも厳しくなりますので、失業者の住居や食事の確保について十分な配慮をしなければなりません。
さて、今日は知人の父親の葬儀に参列した後、午後からは年末のあいさつに回りました。地方選挙になると地縁、血縁など本当に複雑な状況の中で運動が行われ、ときには人と人の間に大きな軋轢を残すこともあります。
闘いの中でのことなのであまりきれいごとばかりは言ってられませんが、選挙で信頼関係をなくすことだけは避けたいと思います。
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１２月２８日(火）「年末夜警ご苦労様です。」
各地域で年末に事故や火災が起こらないように消防団、特設消防隊、自治会役員さんなどが連日夜警などに出ておられます、
私も地元で連合自治会長さんたちとともに激励に回らせていただきました。
事故や火災もなく皆さんがご健勝で輝かしい新春を迎えられますよう心からお祈りいたします。
さて、今日のマスコミの政治に関する話題は「小沢元代表政倫審出席会見。」でしょう。
国会の場で説明責任を果たすことは前進と思いますが、条件付きであるとか、官房長官の問責決議をどう扱うとか、相変わらずの対立ムードが漂うのはいかがなものでしょうか。
政府与党の当面の課題はもちろん新年度予算並びに関連法案の成立で、これを契機にいち早くデフレを脱却し、経済成長、雇用の確保へと着実に進むことが必要です。
そうした方向へ一日も早く挙党一致で行動されるように、すべての国会議員に対して望みます。
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１２月２７日（月）「与党慣れしていない民主党、野党慣れしていない自民党」
今日は後援会長とともに推薦依頼など、挨拶に回らせていただきました。
さて、小沢問題がどうなるのか、民主党の役員会の行方がマスコミからも注目されていましたが、今日の段階では期限を切って(通常国会開会前までに）政倫審に出席要請する、あるいは出席を議決するという結論だったようです。
国会の場で説明するか、司法の場で明らかにされるのか、という攻防ですが、政治を舞台にした課題でもあり、世論が求めているように何らかの形で国会で説明する必要があると思います。併せて、スピード感を持って対応してほしいと思っています。
また、今日は岡田幹事長から民主党政権１５ケ月の成果ということでこれまでの取り組みが発表されました。
政治主導、経済財政・税制、子育て・教育、医療・介護・雇用、税金無駄遣い根絶、外交・安全保障などについて成果を上げた内容の説明がされました。
こうした情報はマスコミにとって視聴率を上げることにつながらないのであまり報道されませんが、自らの発信力で国民のみなさんに伝える必要があります。
支給方法で多くのご批判もありますが、子育て支援策としての子ども手当の創設、待機児童解消先取りプロジェクト、子宮頸がんなどワクチン接種への公費助成、教育では高校授業料の無償化、農業では戸別所得補償制度の導入など、国民の生活第一の政策がすすめられています。
「政治とカネの問題」や「尖閣諸島などの外交問題」が突出して報じられる一方、こうした成果が埋没していることは残念です。
その結果、与党民主党の支持率は下がり、何もしていない自民党の支持率がその分だけあがるという状況が続いていますが、これでは政治の目的は達成できません。
まさに、「与党慣れしていない民主党、野党慣れしていない自民党」という感じです。
民主党と自民党の大きな違いは何か、私は一人ひとりの人間に光を当てるのが民主党の政治であり、関係する団体などに目線を向けるのが自民党の政治だと思っています。このことをわかりやすく示したのが「コンクリートから人へ」というフレーズです。
こうした思いが「政治とカネの問題」や「閣僚の不適切な発言」でかき消されているのは非常に残念ですが、地域で住民の皆さんとしっかり向き合っている地方議員が今こそ、持てる力を発揮する時であると確信しています。まさに、これから春まで試練の時が続きます。
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１２月２６日（日）「自分の基本姿勢を貫く。」
今日は終日市内であいさつ回り。いろんな場所でいろんな方々にいろんな話をお聞きする。情報はじっとしていては得られない、さりとて情報量は多すぎると正しい情報を選び出すことも難しくなる。
いずれにせよ、奇をてらうことなく、自らの信じる道を進む、自分の立ち位置をしっかり持つことが重要であるとつくづく思う今日この頃です。
何を目指して政治活動をしているのか、しっかり示すことが必要であり、自分の生きざまをしっかり示していきたいと思います。
「政治の力で県民のみなさんの生活のために法律・条例や制度を変えたい。」このことが私の政治活動の原点であり、そのために邁進することを改めて心に刻み活動します。
今日は久しぶりに先輩の皆さんと県政や市政について懇談させていただき、励ましや助言をいただきました。厳しい荒波の中での闘いですが、初心忘れずがんばります。
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１２月２５日（土）「地域交通政策の充実を！」
 | | 現在工事中の金剛寺町地先の信号機。 |
今日は原稿作成の後、岡山公民館で行われた餅つきに参加してつきたてのおいしいおもちをいただきました。
その後はあいさつ回りで過ごしました。
その途中、金剛寺町地先で工事中である信号機の現地確認をする。これは金田小学校建設にかかわって地元や市教委から要望を受けていたもので、滋賀県警に早期の設置をお願いしていました。
信号機設置の予算が厳しい中で、予定より早く設置ができ、本当に良かったと思っています。
信号機や止まれなどの標識、横断歩道の設置など、交通規制関係の要望は本当にたくさんいただきますが、予算や交通の流れの問題などがあり、住民の皆さんの願いに応えられてないのが現実です。
しかし、高齢者や子どもなど交通弱者の事故が増加している昨今、しっかりした交通政策のもと安心安全の地域社会づくりに邁進せねばなりません。
今後も地域交通政策を充実して安全で安心できる滋賀県をつくることをめざします。
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１２月２４日（金）「新年度予算閣議決定！」
今日は終日、日頃からご支持ご支援をいただいている労働組合の皆さんにご挨拶に伺いました。
報道では外交防衛に対する対応や政治とカネの問題で厳しいご批判をいただいていますが、雇用対策、子ども手当や高校無償化など着実に進めている政策をしっかりPRして、「県民の生活第一」の政治を進めるよう、叱咤激励をいただいてきました。がんばります。
さて、今日は一般会計で約９２兆４千億円余りの新年度予算が閣議決定されたという報道がされました。
国債発行額が税収を上回るという厳しい予算編成でマスコミの報道も批判的なものが多いのは事実です。
今後の国会審議もねじれ国会の中で波乱が予想されますが、民主党が最初から最後まで自らの手で編成した予算であり、この予算によって日本の元気が復活できるか、正念場となりました。
着実に実績をあげて国民の皆さんのご支持を得られるよう、国会議員から地方議員まで心を一つにしてがんばりたいと思います。
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１２月２３日（木）「いよいよ選挙モードです。」
昨日で１１月定例会も終わり、いよいよ選挙モードです。
民主党に逆風が吹く中で統一地方選挙も大変厳しい状況ですが、これまでの４年間の活動をしっかり総括して、滋賀県の将来の発展や県民の皆さんの安心安全の生活をしっかり示せる政治を目指します。
今日は守山市で開催された「鹿野昭三さんをしのぶ集い」に出席してきました。
彦根市の県議会議員をされてこられた私たちの先輩で、今年の１月にお亡くなりになりました。心からご冥福をお祈りいたします。
夕方には民主党の役員会などもありましたが、空いた時間に多くの方々にご挨拶に伺いました。「国では民主党がもたもたしているけれど、今江君は地域でしっかり頑張れ！」と多くの方々に激励を受け、勇気百倍です。
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１２月２２日(水）「１１月定例会が本日閉会しました。」
今日で１１月定例会が閉会しました。今議会には実に多くの意見書案が提出され、討論採決では多くの会派が賛成や反対の討論を展開しました。
注目の農業問題のTPPなどについて意見書案が出されるのは政策の議論でもあり、歓迎すべきでしょうが、政局のためにする「仙谷官房長官の責任を・・・」という意見書案にはいささか閉口します。しかし、提案された以上しっかり討論して結論を出さねばなりません。
今議会の最後には関西広域連合の議員選挙が投票で行われました。
こうした議員は通常、全会一致の指名推薦で会派代表者会議で合意された人物が選出されるのですが、今回は指名推薦に反対の声があり、投票の結果、わが会派の出原議員と議長である吉田議員の二人が選出されました。
滋賀県は関西広域連合の広域環境局を担当することになっていますが、お二人のご活躍に期待したいと思います。
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１２月２１日（火）「戦国の世は。」
午前中は組合関係にあいさつ回りをして、午後は石川県で開催された滋賀報知新聞社主催の「滋賀中部政経文化懇話会」に参加しました。
テーマは「今、なぜ浅井三姉妹なのか。」で竜王町在住の作家畑裕子さんの講演をお聞きしました。畑さんの「花々の系譜」は注目の作品で、登場するNHK大河ドラマの主役である「お江」は滋賀県の観光振興や知名度アップの救世主として大いに期待されています。
戦国時代に登場する人物は実に多彩で、いろんな人物がいろんな角度で幾度となくドラマや映画に登場します。
本当の人物像はだれにもわかりませんが、混乱の時代が一人の人間をいくつもの姿に見せるのだと思います。
さて、政治の世界が大きく揺れている今はある意味で戦国時代といえるのでしょうか。
国民の支持はいろんな出来事のたびに大きく右へ左に動いているのですが、なかなか安定した政権になりません。
非常時だけに大連立が語られることも多いのですが、２大政党制に移行していく中でこれはあり得ません。
ただ４年に一度有権者の審判の機会があるのですから、与党には与党のルール、野党には野党のルールがあると思います。
そのルールこそ「国民の幸せのために」という政治の姿勢です。
政治は権力闘争であり、権力がなければ自らの政治信条を現実のものにできません。
しかし、権力奪取することが目的でなく、国民の幸せのために権力が必要であるということなのです。与野党はともに切磋琢磨し、批判し合うこともやむをえませんが、政策目的つまり国民の幸せという観点でここ一番で互いに譲歩することは必要です。
不毛な戦いの連続では国民はたまったものではありません。
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１２月２０日(月）「滋賀の地球温暖化対策がいよいよ始まる。」
今日は午前中温暖化・造林公社問題対策特別委員会に出席、滋賀県の温暖化対策の行程表の説明を受ける。
２０３０年に９０年比二酸化炭素５割削減への道筋を示すもので、これからの地球環境の保全に向けて滋賀県がリーダーシップを示せるのか、という意味で大変重要な計画であると位置づけられる。
この中で民間を含めて２０年間で約７〜８兆円、そのうち公費負担で約１兆円の負担が伴うと推計されている。公費負担の１兆円のうち現在対策をされている温暖化対策の費用からいえば不足は当然あり、滋賀県としては国に財源確保を求めて行く必要がある。環境税の役割も大きくなる。
いずれにせよ、子や孫の将来を考えれば、現状の経済への影響だけに固執することなく大局的な議論と実行をする必要がある。
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１２月１９日（日）「議論伯仲！」
今日は恒例の「新春の集い」のお知らせや後援会長との打ち合わせなど、当面の準備活動で大忙しでした。
夕刻からは民主党県連の役員会で国会情勢の分析や統一地方選挙の対応などについて国会議員と地方議員が意見交換をしました。
当然のことながら現在の情勢を踏まえて様々な意見が出されましたが、それは決して後ろ向きのものではありませんでした。
政権交代後１年あまりを経てマスコミの論調はすべて民主党の責任を追及するものとなっています。当然のことながら政権党である以上批判を受けるのはよしとしても個々の政策の評価をしっかり受けたいと思います。
５０年続いた長期政権の方向を変えるための政権交代であったはずですし、そのためにも個々評価をしていただきたいと思うと同時に、政権党も４年間で結果を出さねばならないのでもっとスピード感もって行動してほしいと思います。
併せて情報発信力を組織も個人もしっかり示してほしいと考えています。
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１２月１８日(土）「決断する時の判断基準は？」
今日は終日、あいさつ回りや集落営農組合の収穫祭などのイベントに顔を出させていただいた。
さて、TPP問題など農業政策、税制改革、防衛政策、経済振興策などの国策の決断、各地方自治体の課題（名古屋市の議会解散住民投票などを含めて）、そして選挙へ立候補するか、しないかなどのいわば個人の決断まで、組織や人はそれぞれに大きな決断をしながら前へ進んでいくのであるが、その判断基準は何か、あるいはその判断に至る過程は人様々である。
ただ、同じ判断でもその結果の影響を受けるものの範囲によってそのプロセスが違うのは当たり前であり、特に総理の決断は日本の国民の生活や国の命運のかかったものであり、菅総理の判断基準やそのプロセスはどうなっているのか。
政府与党内での協議、そして野党との折衝など組織的な議論を重ねたうえで一番的確な決断をするケース。
選挙で有権者とお約束したことを実現するための決断、これは政治家として当然であり、何よりも優先して決断しなければならない。もし変更するとなれば明確な説明が必要である。説明で足りなければ首長の場合、辞職して再度有権者の信を問うということもあるのはご承知のとおりである。
菅総理の頭の中にある決断プロセスがどのようになっているのか、これは本人しかわからない。かつて小泉総理が郵政民営化法案で解散総選挙に踏み切ったようにいわゆるサプライズという決断もあるが、いずれにせよどの分野のトップであれ、決断するためのトレーニングが必要であると思う。
国の場合、議院内閣制で国会議員として選ばれた者が総理をはじめ各大臣になって行政府の長としての決断をしているわけであるが(民間出身の大臣も一部はある）、この人たちの決断する時の判断基準はどうなのか、そのための訓練はされているのか。ということをあらためて考えています。
そういう意味では市町長や知事などの首長は限られたエリアではありますが、危機管理を含めて常に決断を迫られ、有権者の評価を受け、そしてある意味で日常的にそうした訓練がされているのです。
こうした経験をしっかり踏んだ人が大臣として国の決断をする立場に立たれることを大いに期待しています。特に、市町長の決断の基準やプロセスというのは重要だと思っています。
こうした観点から私は知事出身である片山総務大臣の決断に大いに期待しています。
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１２月１７日（金）「意見書案をめぐる攻防。」
今日は議会が休会中であり、終日あいさつ回りなど。
夕方からは政策調整会議で議会に出されている意見書案などについて賛否にかかる討論の準備をする。
国の野党の行動に合わせて数多くの意見書案が地方議会には出される。政策の実現を訴える意見書案もあるが、政局が不安定であると、政局のためにする、つまり与党攻撃の目的で出されるものが多い。
たとえば「仙谷官房長官の責任を・・・」といった意見書案などが出ているが、地方議会で可決して国に送るべきものだろうか。
今のこうした国や地方の状況を有権者の皆さんはどう見ているのか。
提案が与党であろうと野党であろうと住民にとって良い提案は良いのであり、中身での議論が必要であるのだが、実際はそうはならない。
国も地方も課題は山積している。不毛の対立が続く中、政党の垣根を越えた真摯な議論が行われることを切望するものである。
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１２月１６日（木）「税制改正の行方は？」
政府の税制改革の行方はどうなるか。高所得者層の増税、そして企業の法人税を５パーセント下げることによって企業の国際競争力の強化をし、また雇用の確保などによる格差是正が実現できるか、というのが今回の改正の大きなポイントである。
法人税下げによる格差是正についてはその検証をしっかりしないと国民に還元がされない。しっかり行方を見極めていきたい。
さて、今日は委員会審査の二日目で知事直轄部門の報告などを聞く。
基本構想の策定状況の中間報告、関西広域連合の設立スタートなどで、併せて森林税の関係条例の審査も行う。
森林税は５年ごとの見直しを行うことになっており、今回はほぼ変更なしであった。
県民の皆さんからいただいている８００円の森林税が滋賀県の環境保全にしっかり生かせるように事業計画を進めることが重要である。
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１２月１５日（水）「諫早湾開門の行方。」
佐賀県と長崎県の両知事の明暗。漁場の復活か干拓地の農業振興か、というような簡単な構図ではないかもしれないが、鋭く利害が対立する諫早湾の開門に対して政府が一定の方向を示した。まだまだ議論は続くと思うが、つくづく自然に手を加えることの難しさが浮き彫りになった。状況は違うが、干拓でなくなった琵琶湖の内湖の復元問題にも同様の課題がある。
自然にやむを得ず手を加えるときには必ずもとへ戻せる仕組みを作っておくこと、このことはこれまでも申し上げてきたことである。
さて、今日は県議会の委員会審査である。
総務・政策常任委員会では付託案件の審査に加えて、総合雪対策プラン案の説明などがあった。
競艇事業の説明もあったが、落ち込みが厳しく、一般会計への繰入金も予算額は５千万円であるが、とても困難な状況である。
大津市の競輪も赤字続きで来年３月で閉場が決まっている。競艇事業については何とか持ちこたえているが、このままでは継続は難かしくなる。
何としても売り上げ増をしなければならないし、施設改善の起債も返して行かねばならない。外国人の入場者増も目指すといわれていたが、まだこれからの課題である。
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１２月１４日（火）「追加補正予算の質疑が行われる。」
今日は国の補正予算成立に合わせて追加提案された県の補正予算について質疑が行われた。
経済対策や子宮頚がん予防ワクチンなどの関連予算について各会派が質疑をする。
こうした補正予算の審議が終わると、国では来年度予算案決定に向けて大きく動き、県では年明け早々にも概算要求の内容が説明される。
国の税制改革についてはほぼ骨格が固まりつつあるが、政府与党が示した企業法人税の５パーセント切り下げについては多くの議論がある。
少なくともこのことによって企業の海外進出に歯止めがかかり、日本の雇用が拡大されるというシナリオが確実に実現されなければならない。
企業の内部留保金が増えただけという結果にならないように税制改正後の動向をしっかり見据える必要がある。
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１２月１３日（月）「注目の茨城県議選挙。」
昨日行われた茨城県議選挙で民主党は現有の６議席にとどまった。
２０名を超える候補者擁立の結果なのでマスコミの言うように惨敗となるのだろうが、マスコミの報道がそのことをさらに増幅する。
確かに小沢前幹事長の政治とカネの問題、菅内閣の閣僚の問責決議などで主導権が発揮できないもどかしさはあるが、進められている政策や改革についてマスコミは報道しないし、党からの発信もできていない。
何もしない自民党の支持率がじりじり上がっているのが残念だが、それを許している民主党に責任はある。
ここは原点にもどって、一からしっかり立て直してほしい。
今日は一般質問の４日目。
わが会派からは江畑議員が質問に立ち、人権政策や森林政策で持論を展開する。民主党の論客としてまた一段と大きくなった感がする。江畑議員がんばれ！
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１２月１１日（土）「政局の行方は？」
現在、行われている茨城県議会議員選挙の行方が注目されている。
民主党が地方選挙で劣性であることから結果次第では民主党分裂・政界再編という動きがあるのではないかという憶測が飛び交っているからで、通常なら全国的に注目される選挙ではないが、マスコミもおそらく大きく取り上げることだろうと思う。
何をもって勝ちといい、何を持って負けというか、わからないが、いずれにせよ保守地盤の強いところである。加えて、候補者の数からいって定数の半数以上を擁立しているわけでないから民主党の議席が過半数を超えることはあり得ない。
いずれにせよ、一つの地方選挙の結果が国の政界再編を引き起こすことは考えられず、与党はこうした状況になっていることの原因をしっかり考えることが必要である。
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１２月１０日（金）「大連立？」
政局が不安定になると必ず出てくるのが大連立である。かつて福田総理のとき、小沢氏との間で大連立の話が持ち上がったが、民主党幹部会で直ちに否定された。
これは当然のことであり、２大政党制の中で大連立をするということは２大政党制を否定することと同じである。
ただ、経済など国民生活が危機的状況の中で、２大政党制であるがゆえに、この臨時国会のようにいたずらに対立して政治が進まないと、なんとかしてくれよとなるのは当然である。
２大政党制で衆参ねじれ状態が続けば必ずこういう状況になる。与野党入れ替わっても同じである。
しかし、ここで参議院の役割をあらためて考えてみたい。参議院が良識の府といわれている理由は何か。
参議院が常に数で決着をつける機関であれば、２院制である必要はなくなる。
多くの有識者や団体の代表者など、それこそ識見を持った議員が党派を超えて議論し、国や国民のための決断をする。こうあるべきではないだろうか。これは民主党政権であっても自民党政権であっても同様である。数の論理で行動するのであれば、参議院は自らの存在を否定することになると思う。
さて、今日は一般質問三日目。わが会派からは岡崎基子議員が登壇し、助産師さんならではの子育ての課題を質問された。児童虐待の防止法や「産後うつ」への対応など、なるほどという質問であった。異業種の方の話は本当に興味深い。岡崎議員がんばって！
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１２月９日（木）「介護職員処遇改善交付金が２４年度以降維持できるか。」
一般質問二日目。午後一番に登壇する。介護職員の処遇改善についてとシックハウス症候群について質問する。
介護職員の処遇改善は良質な介護サービスを提供するうえで大変大きなテーマである。
２１年の介護報酬アップ並びに介護職員処遇改善交付金（２年半で予算総額４０００億円）でおよそ月額２万円賃金改善が図られたところであるが、離職率は高く、安定的な職場となっていないのが現状である。
滋賀県の平均賃金は常勤職員の年収ベースで３００万円あまりであり、他の産業従事者より低くなっている。
処遇改善交付金の申請状況は滋賀で約８割であり、２割が何らかの理由で交付申請されておらず、当然ながら賃金の上乗せがされていない。
交付金が現状では平成２３年度限りとなっているためかもしれないが、今の賃金改善が第５期介護計画の中で後退しないように、国・県は改善措置をとる必要がある。
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１２月８日(水）「今日から一般質問が始まりました。」
今日から一般質問が始まりました。
わが会派からは栗東市選挙区の九里議員が登壇し、学校グランドの芝生化やRD最終処分場問題について質問されました。
最終処分場問題については県と地元が合意していよいよ有害物の調査が始まります。
私たちがすべきことは産廃特措法の期限延長を実現して、この有害物除去工事などの財政支援を確保することです。国と連携してしっかり前へ進めていきたいと思います。
今日は合計６人が登壇し来週の月曜日まで４日間、２３人が登壇する予定です。
私も明日の午後から質問に立ちます。内容は介護職員の処遇改善やシックハウス対策などです。インターネット中継もありますのでぜひご覧ください。
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１２月７日（火）「暴力事件の真相は？」
最近マスコミを騒がせている歌舞伎役者「市川海老蔵」さんが退院し、記者会見をされた。
歯切れの悪い会見だったが、今回の事件については様々な憶測が飛び交い、何が真実かわからない。事件の真相は警察の捜査の行方にゆだねるしかないが、それにつけてもマスコミの報道姿勢はいかがなものか。単なる被害者から、もしかしたら先に手を出した加害者かもしれないというところまで行ったり来たりである。
真実が見えないというのは政治に関する報道も同じかもしれない。
ご記憶にある方もいらっしゃると思うが、かつて佐藤栄作元総理が退任の会見をするとき、新聞は真実をまげて報道するというような理由で怒り出し、テレビだけを残して会見を実施したことがあった。現在は新聞よりテレビのニュースショーのほうが問題である。
自分たちが結論付けた方向に報道し、世論にも大きな影響を与える。公平に両論を述べるなどというような姿勢はなく、まさに視聴率至上主義の報道ではないかとも受け取れるのである。
挙句の果てに、そうしたニュースキャスター達がテレビで得た人気を武器に選挙に出て政治を変えるなどと言い出せばどうなるのだろうか。
私たちは地味にマンツーマンで自分たちの思いを有権者に伝えるしかないが、愚直にこつこつと前へ進むことのほうが自分の性に合う。パフォーマンスはまっぴらごめんという思いだ。
今日は終日、住宅建設や下水道建設などの相談を受けたり、市役所へ協議にいったりとバタバタと一日が終わりました。併せて質問原稿の整理もしました。
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１２月６日(月）「あさってから県議会一般質問です。」
午前中は下水道工事の要望の件で市役所下水道課へ。
午後は大津市へ移動して会派代表者会議出席する。議題は関西広域連合へ送る議員の選任についてでした。結論は第一会派と第２会派で２名を選出することになりました。
来期以降については新たな議会で協議することになります。
あさってからいよいよ一般質問が始まります。私はくじで１２月９日に質問することになりました。
質問項目は「介護を取り巻く課題について」と「シックハウス症候群対策について」です。
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１２月５日（日）「日本農業再生の旗手に！」
白王町集落営農組合さんが「豊かな農村づくり」で農林水産大臣表彰を受けられた祝賀会に出席させていただいた。
素晴らしい景観の中で営まれる農業、「権座」と呼ばれる日本酒の製造など多くの話題を提供してくれています。
今、日本の農業は大変厳しい状況に置かれています。担い手づくりも思うように進みません。米価の下落傾向に歯止めはかからず、農地の集約化を進めても安定した収入の道筋も見えません。
こうした状況の中でも白王町内が一致結束して農業に取り組む姿は力強く、希望に満ちたものです。
ぜひ、ここを出発点に日本の農業に陽があたる日が訪れることを期待します。
そして、白王町集落営農組合「日本の農業再生の旗手」になってほしいと思います。
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１２月４日(土）「政界再編に向かうのか。」
昨日の強風で全国各地で人的、物的被害が出た。こうしたゲリラ的に発生する強風や豪雨の被害が多くなったことに対し、やはり自然の世界の中にも少なからず変化が起こっていることを感じざるを得ない。
市内でも市民の皆さんが突風で飛んだものをかたずけておられる姿が見られた。
今日はようやく成立にこぎつけた「関西広域連合の」のニュースが流れ、首長に当たる広域連合長には井戸兵庫県知事の就任が決まったと報じられていた。
広域行政の担当をそれぞれ各府県に割り振られたが、滋賀県は得意分野である環境を担当することとなった。滋賀県では温室効果ガス削減を２０３０年度に１９９０年比５割とすることを目指しており、近畿の中でも強いリーダーシップが求められている。
滋賀県議会でも２名の関西広域連合議員を選出することになっており、その協議も明日から始まる。
関西広域連合の大きな目的の一つに国の大幅な権限移譲がある。河川や国道の管理にかかわる国土交通省近畿整備局の業務、ハローワークの業務、環境の業務などの移譲である。これは、民主党が掲げる地域主権確立の突破口であり、早急な進展を期待するものであるが、残念ながら関連法案が次の国会に継続審査となってしまった。
ねじれ国会の中で与野党の対立が続いたのが原因であるが、その責任は与野党双方にあると思う。まさに「会して議せず」の言葉通り、国民のみなさんの期待を裏切った結果となった。
当然マスコミの論調は政権与党に対して厳しいものとなっているが、果たしてそうだろうか。野党は通常国会でも審議拒否を続けるそうだが、大臣の問責を理由を審議拒否を続ける野党に対する国民の評価はどうなるか。
国民の生活や日本の将来にかかる議論をもっとすべきなのは当然であり、このままの状態で続くのであれば、新たな政界再編を国民の皆さんは求めてくると思う。
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１２月３日（金）「琵琶湖空港建設中止？」
今日から議会が再開され、代表質問が行われた。
わが会派からは若手�癸韻寮�田政隆議員が登壇し、２３年度予算編成方針や農業政策、雇用対策など８点にわたって質問する。
今日の知事答弁で注目すべきは２点。
ひとつは高校再編問題について具体的な提案を来年度へ先送りしたことである。自治体から地元高校の統廃合について反対する意見書が出されているところもある。
いずれにせよ県民の総意は慎重に検討せよということである。
もうひとつは知事が琵琶湖空港の建設中止に言及したことである。
県民の皆さんにとっては「何をいまさら」という感想だろうが、実はこの空港建設は立ち止まって考えるという状態から前に進んでいない。
基金の整理もされていないし、日野町には看板も残っている。
国の方針からいっても実現のめどはなく、早い時期に中止を表明して計画の整理をする必要がある。
経費がかかっていることもあり、地元市町との協議を速やかに実施して、中止を正式決定すべきである。
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１２月２日(木）「河川の中の伐木、堤防の草刈りなどが大変です。」
 | | 堤防が草で覆われている市内の河川。 |
今日は午前中、東近江土木事務所へ出向き河川管理の要望をして参りました。
堤防の草刈りなどは住民のみなさんのボランティア活動で対応されていますが、現状を見ると河川の中に大きな木が生えたままになっていたり、住民のみなさんのボランティアではとても対応できない個所が数多くあります。
予算の関係ですべてが対応できるわけでありませんが、放置しておけば防犯上の問題もあります。
行政と住民の協働で河川管理をしっかりしておかないと洪水時の被害拡大につながりかねないので、明確なルール作りも必要かと思います。
午後からは市役所で懸案事項の情報交換などしました。
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１２月１日（水）「どうなる国会？」
今日から師走です。あっという間の一年でした。２０１０年の最後の最後まで全力投球で臨みます。
国会では補正予算は成立しましたが、十分な議論もないままに間もなく閉幕です。
与党民主党の不手際も目につきますが、重箱の隅をつつくような話に終始している野党自民党もいかがなものでしょうか。
肝心な審議を置き去りにしてお互いに足の引っ張り合いを繰り返している国会の姿に国民の皆さんはただただあきれるばかりだと思います。与野党の双方に対して「渇！」と亡き大沢監督が叫んでおられるのではないでしょうか。
さて、今日は朝から政調会、そして午後は会派会議で国の補正予算に絡む県の補正予算の説明を受けました。
緊急経済対策や子宮がん予防ワクチン関連の予算で間もなく追加提案されます。
１２月３日には代表質問が行われますが、今、県民のみなさんの関心事はやはり景気対策であると思います。
一日も早くこの危機から脱することができるようにしっかり提案すべきことを提案していきたいと思います。
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