近況報告8月1日〜

8月31日(水)
 午前中、交通安全施設の整備、年金相談の処理、廃棄物処理の問題などについて関係機関で情報収集などをし、午後は私学助成をすすめる会の皆さんのお話を聞くために大津市へ移動。
 最近、県では今後10年間の財政シュミレーションを実施し、県議会の特別委員会で報告されました。詳細なものではありませんが、過去財政改革プログラムで私学助成補助金が削減された経緯もあり、会の皆さんは大変心配されておられました。
 この4月から高校授業料無償化に伴い私学にたいする就学支援金の制度も導入されましたが、県の負担分は約3600万削減されたこともあり、さらなる削減を警戒されておられます。
 国の私学助成については10パーセント削減の枠から外れたようですが、県の今後の財政改革の方向を見定めながら低所得層などを中心に改善を目指していきたいと思います。
 夜には民主党代表選に小沢氏が出馬されるという報道が流れました。
世論の情勢は変わりませんが、規約に定められた代表選であり、国会議員、地方議員、党員サポーターがそれぞれの立場でしっかり判断するということです。
 国民の皆さんに民主党の目指す政策がしっかり見える代表選挙になることを望みます。


8月30日(月)
 障害年金のこと、介護職場の現状のこと、公共用地の管理のこと、土地改良事業など広範囲の要望をお聞きして、ひとつひとつ解決に向けて関係機関をまわって一日を終えました。
 障害年金のご相談を最近多く受けています。裁定請求をしたが却下された、あるいは不服申し立てをしたいなど内容は様々です。
 本人が裁定請求をするのが通例でしょうが、なかなか難しい手続きでもあり、専門の社会保険労務士が代行しているケースも多いようです。
 障害の程度など医師の判断によっても大きく左右されるのも事実でしょうし、現実問題として自分より障害の程度が軽いと思われる人が受給できて、自分は認定されていないと訴えるケースもあります。
 障害者自立支援法が制定されて応能負担から応益負担に変わり、障がい者の置かれている状況は大変厳しく、法の見直しが今なされています。
 生活の大きな支えとなる障害年金について適切な裁定がされることと併せて請求漏れなどが起こらないように社会保険事務所への働きかけなど積極的にしていきます。
 今日、国では経済対策の方針が発表されましたが、その中で若者の雇用対策として卒業後三年間は新卒扱いとすることや新卒者を採用した企業に助成金を支給することなどを盛り込むそうです。
 今の雇用情勢の中で必要な対応であるとは思いますが、こうした措置をしなければならない社会や企業の状況はやはり尋常でないと思います。
 これまで既卒者が就職試験で不利な扱いを受け、就職活動のためあえて留年するという現実がありました。こうしたことなどを回避するための対応ですが、雇用制度全般について大きな見直しをすると共に、労働基準法などの関連法案の改正も大胆にしていく必要があると思います。


8月29日(日)
 昨日、今日と二日間、他の都道府県の地方議員との交流会に参加しました。
現在の政治状況に関する分析や地域主権の在り方、公共事業の進め方など多くの分野で貴重なご意見をいただくことができました。
 この交流会で研修の一環として東京工業大学名誉教授の森政弘先生の講演をお聞きしました。
森先生はロボットの分野の第一人者であり、さぞかし難しい話と思いきや、大変楽しくわかりやすい話でした。
 特に、八戸三中のロボットコンテストの話は興味深く、教育というものがいかにあるべきか、大きな示唆をいただきました。
 このコンテストは図工教室の一環として四人一組の子どもたちが知恵を絞り、激論を交わしながらロボットを作るというもので、感想文には子どもたちが切磋琢磨する姿や大きな感動を覚える過程があらわれていました。
 考えの違う子どもたちが最後まで話し合いをあきらめず、全員の総意を作り出していくプロセスは社会の有り様の理想形であり、将来の社会人教育として大きな成果を残しました。
 この取り組みにより問題の多かった中学校が模範校に変わっていったというのも感動的な話です。
 これこそ政治の原点というのは少し言い過ぎでしょうか・・・


8月27日(金)
 今日は午前中あいさつ回りなどで過ごす。多くの方々から民主党の代表選挙についてご批判などをいただく。
 もちろん政治家には様々な評価がありますが、国民のみなさんのご批判の中で数ヶ月前に党の要職を退いた人が再び総理の座を目指すというのはいかにもわかりにくい。
 政治家がトップを目指すというのは自分の信条を現実のものとするために当然のことではありますが、今回の争いの中に政治家としての大義が感じられない、というのは私だけでしょうか。
 目的と手段の関係でいえば、目的を達成するために多くの手段を駆使するのであるが、今回の流れの中では手段ばかりが先行して目的が見えない。
 少なくとも国民のみなさんの幸せ実現のため闘っているという風には見えない。
だから国民の皆さんの支持も当然得られない。
 前にも書きましたが、もし三人目の総理を選ばざるを得ない結果となれば、その時は解散総選挙で国民のみなさんの信を問うべきではないか、と真剣に思っています。


8月26日(木)
 温暖化・造林公社問題対策特別委員会が開催され出席しました。
滋賀県では1990年比で2030年に温室効果ガス半減を打ち出していますが、その工程で必要な費用について報告されました。
 概算ですが、20年間で約7兆円、公費負担は約1兆円で滋賀県では7000億円という数字が出ました。これはもちろん、概算なので目安という程度ですが、温暖化対策をイメージするためには使える数字だと思います。 
 しかし、併せて温暖化対策を進めることで環境関連産業の創出、振興など経済効果も見込めるわけでその点についての数字や目標値も併せて示すべきであると私から発言させていただきました。
 こうした中で嘉田知事が環境税の提案を知事会でされたという報告もありました。
また、今年度中には温室効果ガス削減などによる低炭素社会実現に向けて条例案が提案される予定です。
 この中で一定規模の事業者には温室効果ガス削減に向けた実績報告書提出を義務付ける内容などが盛り込まれる予定ですが、企業によっては当然温度差があります。
 しかし温暖化対策は国を挙げて取り組まねばならない課題である以上、環境とこれからの経済は必ず両立できるという考えのもと積極的な取り組みを期待します。
 また、そうした環境対策に熱心に取り組む企業をしっかり支えていこうという消費者や住民の支援も併せて期待したいと思います。
 委員会終了後、報道では小沢一郎氏の民主党代表選出馬の発表が報じられていました。国民の皆さんがこうした状況をどう判断されるのか、結果によっては政界再編につながるというのではないかという憶測も飛ぶ中での代表選となりました。
 これからの日本の国の行方を考え、そして「国民の生活が第一」という主張で政権交代がなされたという経緯をしっかり踏まえ、私は「生活第一主義」をモットーに今後も行動していきたいと思います。


8月24日(火)
 今日は総務政策常任委員会が開催され、当面する諸課題について担当部から報告を受け意見交換しました。 
 滋賀県基本構想の策定状況、僻地自立促進計画の策定状況、そして県庁周辺整備計画の検討状況などが本日のテーマでした。
 滋賀県基本構想については第2回目の審議会が間もなく開催されますが、その素案について報告を受けました。
 計画は2030年のビジョンや実現のための4年間の数値目標などで構成されますが、いつも多く意見が出るのが実現のための財源問題です。
 今、地方自治体の財政状況は法人2税が大きく減収する中で危機的状況にあります。その中で県民の幸せのためのあるべき姿を描こうと思えば、当然どのように歳入を確保するか、という課題は避けて通れません。
 基本構想は県民のみなさんの夢や思いを現実のものとするためのツールであると思いますが、一方、具体的な県の行動計画は別に定めることになります。
 法体系でいえば、基本構想は日本の憲法に当たるもので、あらゆる法の上位に位置するものです。
 今後4年間の県行政の具体策はこの基本構想を念頭に置いて行われなければならないのですが、あまり細部までこの基本構想で決めてしまうわけにもいきません。
 県民の皆さんが滋賀県の将来や自分たちの生活に夢や期待をもてる羅針盤のような構想としてまとめられるよう意見を述べていきたいと思います。


8月23日(月)
国営農業水利事業滋賀協議会の皆さんと基幹水利施設などの現地視察を実施しました。
 日野川流域土地改良区など国営農業水利事業滋賀協議会の皆さんや徳永久志参議院議員らと老朽化している基幹水利施設などの現地視察を実施しました。
 広域優良農業地域の持続的な発展や食料自給率の向上、環境保全など農業の多面的機能の発揮のためには基幹水利施設の適正な管理事業は不可欠です。
 老朽化や不測の事態により水利施設が一旦破損すれば、大規模な災害につながり、農家への負担増や市民生活への影響は計りしれません。
 近江八幡市でもかつて揚水菅が破損し、流域の農家が大きな損害を受けたことがあります。
 管理事業には国費や県費の支出が伴いますが、農作物価格の下落が続く中で、農家の負担だけでは当然対応できるものでなく、計画的な管理事業を継続することが必要です。
 このことにより農業を守り、ひいては国民の命や生活を守るということを念頭に置いて対策を講じていきたいと思います。


8月21日(土)
 夏も終わりに近づきつつありますが、まだまだ厳しい暑さが続きます。
今日も市内各地では夏祭りが開催され、私も何箇所かご招待を受けて参加してきました。
 どこも厳しい暑さの中で心をこめた食品バザーをされており、子どもたちも大喜びででした。役員の皆さん大変お疲れさまでした。
 子どもの悲惨な虐待やお年寄りの行方不明など、暗いニュースが後を絶ちませんが、お年寄りから子どもさんまで楽しめる地域社会があるのは幸せです。ぜひともこうした人と人の絆をつなげていける社会を守っていきたいと思います。
 さて、今日もあちらこちらで出会う人から国の情勢についてお叱りを受けました。
昨日も書きましたが、小沢一郎前幹事長を代表選に推薦しようという動きについてです。世論調査でも有権者は小沢氏の表舞台への復活を望んでいませんし、刑事被告人として起訴相当となる可能性もあります。
 「代表選に出るなら出ていっそ白黒をつけてしまえ」という意見もあるようですが、民主党の代表は当然日本国の総理になる人です。
 小沢氏の評価は様々あるかもしれませんが、民主党は国会議員の力だけで国民の皆さんから政権をまかされたわけでありません。多くの地方議員や党員・サポーター、そして民主党を支持していただいた有権者のみなさんの力で政権政党となったことをしっかり肝に銘じて決定してほしいと思います。


8月20日(金)
 昨日19日は終日9月補正予算の概要についてヒヤリング。
補正の内容として緊急雇用対策によるものが多い。詳細については記者発表があるまで差し控えます。
 今日は会派の政調会などで、要望事項の取り扱いや来年の統一地方選挙におけるマニフェストについて意見交換を実施しました。
 9月議会を間近に控えて代表質問などの内容について協議するなど、会派としても活発に動き出しました。
 嘉田知事の再選後の初議会でもあり、今後4年間の県政運営方針など9月議会は注目すべき議会となります。
 9月議会開会前の9月14日には民主党の代表選挙も控えており、国においても菅総理の続投か、新総理が誕生するのか注目されています。マスコミの報道も過熱気味ですが、私は当然菅総理の続投を支持します。
 消費税問題などで説明不足だったという点はありましたが、今は進退の評価をする時期ではありません。
 もし、代表が交代し、1年間に総理が三名というような事態になれば、政権担当について、それこそ解散総選挙で国民のみなさんの信を問わねばならないと思います。
 多くの議論があっても、結論としてはまさしく挙党一致で、野党の協力を得ながら今の日本の危機的状況を立て直す必要があります。


8月18日(水)
 今日は午前中、在住外国人の語学教育支援などに取り組んでおられる方々から子どもたちの教育環境について要望をお聞きした。
 派遣切りや雇止めで親の経済環境悪化に伴い、不就学の子どもたちが増えている。ブラジル人学校に通学させる学費が払えず、また公立の学校に通学させるには語学の壁があるなどの理由で不就学になっています。近江八幡市人権センターでは文部科学省の支援を受けてこうした子どもたちを受け入れる教室を未使用の教育施設を活用して開設しています。
 また、子どもたちの高校進学についても大きな壁があり、試験問題にルビを振ったり、試験時間の延長などの措置はとられていますが、高校進学率は5割程度とのことで高校教育の義務教育化が叫ばれている中、現実の問題としてこうした格差は見逃せない。
 今後滋賀県では高校の再編も進められるが、このことの議論も併せてする必要があると痛感しました。
 学ぶ意欲や能力がありながら日本語の能力の問題だけで教育の機会が奪われるのは社会にとっても大きな損失となります。
 抜本的な解決策を目指していきたいと思います。


8月17日(火)
 阿久根市長のリコール運動の記事が報じられています。
阿久根市長は市議会の不信任議決で失職しましたが、出直し市長選挙で再選されました。その後も市議会を開かず専決処分を繰り返す、裁判所が命じた職員の復職命令にも従わない、知事の勧告にも耳を貸さない、最近では、職員組合を脱退しなければ総務、企画、財政部門から移動させる方針を示すなど、いわば、常識では考えられないことを繰り返しています。
 しかし、何故、市民は再選を許したのでしょうか。その背景には多くの理由があるのでしょうが、職員や議会をバッシングすることにより、公務員の処遇や議会にたいする漠然とした市民の不満をうまく利用したということなのでしょうか。
 阿久根市では市民全体の所得が低い中で、公務員の給与に対する不満が多いという報道記事もありました。
 今後リコールの動きがどのように展開していくのか、こうした動きの背景にあるものは何であるのか、有権者の思いはどうなのか、徐々に明らかになってくると思います。
 今回の議会を開かず専決処分を繰り返すという行為については知事も是正を勧告していますが、今の地方自治法では強制力がない。いわば法の不備もあるわけで国では法改正の検討もしているようです。
 今回の一連の経過で問題点は数多く指摘されていますが、首長の権限というのは本当に大きななものだと痛感します。もちろん、不信任やリコール(解職)の制度があり、また市議会がチェック権限を行使するなど、有権者や市議会が監視できる制度になっているのですが、投票で過半数の有権者の支持を得れば何でもできるということになってしまいます。
 公的権限を行使するものには公平性や公正さを求められるのは当然であり、できるだけ多くの意見を取り入れながら行政運営をしていこうというのが首長のあるべき姿であるのは言うまでもありません。
 阿久根市のこうした一連の出来事にたいして、今後有権者がどのような判断を下すのか全国的にも注目されています。


8月15日(日)
8月7日に開催された平和祈念式典(市実行委員会主催)の様子。
 今日は終戦記念日。日本国全体で過去の戦争の検証をし、犠牲者に追悼の誠を捧げ、恒久平和を祈る日です。
 靖国神社を総理はじめ閣僚が公式参拝するのかどうかが、いつもマスコミの注目を集めます。今回は政権交代後初めての終戦記念日で、靖国神社にはA級戦犯が合祀されているなどの理由で閣僚の公式参拝はありませんでした。当然のことながら自民党などからはけしからんという意見が出てくるわけですが、過去においても靖国参拝は様々な形で政争の具にされてきたという感があります。
 戦没者を追悼し、恒久平和を求めるということは当然のことであり、私も春夏2回行われる遺族会主催の戦没者慰霊式や市実行委員会主催の平和祈念式典には議会の会議が重ならない限り、必ず参列させていただいております。
 閣僚など公的地位にあるものの靖国神社の公式参拝は必ず外交問題に発展し、国内の意見も賛否入り乱れ、戦闘員、非戦闘員を問わず戦争の犠牲になられた方々の追悼や恒久平和のために我々が何をすべきかという議論にならないのは残念なことだと思います。
 私は、たとえば国立墓地のように宗教色をなくした追悼施設を設けて、閣僚はじめ国民すべてが心をこめて哀悼の意を表し、恒久平和を長く後世に伝えていける体制が必要だと思いますが、どうでしょうか。
 いずれにせよ、核廃絶を成し遂げ、恒久平和を実現することが私たち人類にとって、また被爆国である日本にとって大きな目標だと思います。


8月14日(土)
松山俊彦君の作品の前で久々の記念写真です。
 お盆やお正月というのは昔懐かしい人々に再会できるまたとない機会です。
 今日は彦根で高校時代の同級生の画家の個展があり、数十年ぶりに再会してきました。
 彼は松山俊彦君といって関東在住の国画会所属の画家で、その独特の表現力は深く印象に残ります。
 「生命体の鼓動」というテーマで作品が飾られていますが、どの作品も見る者によって違ったものに見える、あるいは同じものが見てもその時々の心の状態によっては違うものに見えるという不思議な絵画です。
 絵画でありながらも、さながら生命体のようにその姿を変えているのではないかと思えるのは文字通り、絵に生命が吹きこまれているからでしょう。
 私には全く絵心はありませんし、彼と私は全く別の世界に生きているのですが、人生の目的において多くの共有するものがあるのではないか、と強く感じました。
 そんなことを長々と話しながら、多感な十代を共有した者同士が久々の再会を喜び合いました。
 松山俊彦展ー生命体の鼓動ーは8月30日まで午前10時から午後6時半まで夢京橋キャッスルロードにある政所園/夢京橋2階ギャラリーで開催されています(火曜日は休館)。8月19日まではギャラリーで本人に出会うことができます。
 皆さまもぜひ一度ご覧ください。


8月13日(金)
 お盆になりお墓参りなどの日本の風物詩があちらこちらで見られます。今日は妻の実家でお墓参りや先祖の供養をするということで同行しました。
 先日もご紹介しましたように妻の両親は95歳と90歳ですが、お参りに見えた僧侶の方は82歳とご高齢でした。「お元気ですね」と声をかけましたら「私などはまだまだ若い、これからです。」とお答えいただきました。
 また、先日、旧知の県や市のOBの方々と久しぶりにお酒を飲みましたが、半数は70歳を超えており、みんな元気いっぱいでした。
 高齢社会で社会保障費の増加が大変だという話ばかりですが、元気で長生きできればこんな幸せなことはありません。医療や介護の充実はもちろん重要ですが、高齢になっても生きがいや働きがいの持てる仕組みづくりもさらに重要です。
 そうした意味でシルバー人材センターの補助制度が事業仕訳で減額されたことは残念でした。削減率は抑えられましたが、事業の中身を精査して真に必要なものは復活するなどできないものか、検討していきたいと思います。


8月12日(木)
 今日は市内で交通安全対策について関係する団体の方から要望をいただきました。
新聞報道でも御承知の通り、滋賀県の交通事故による死亡者数の増加率が全国ワースト2になっています。このまま行くと年の終わりには不名誉な記録が残ってしまいます。
 こうした状況を心配されて市内の交通事故対策上の問題個所についてご説明を受け、対策を講じるよう要望を受けました。
 近江八幡市内では片側2車線という道路は官庁前以外にはあまりありませんが、この片側2車線道路は危険が潜んでいます。
 私も経験したのですが、横断歩道で歩行者のためいったん停止していると、そのことに気付かずもう片方の車線を一旦停止せず通り抜けていくという状況です。
 私のときは車が急停止して事なきを得ましたが、最近同じ状況で人身事故が発生したとお聞きました。
 街路樹で歩行者が見えにくかったり、水銀灯の光を街路樹がさえぎったりということもあり、景観を重視した対策が交通安全上の支障になってしまうということもありうるということです。
 特に官庁前の4車線道路は両端の信号部分で車線がずれているため、右折がしにくいと感じられる方もおられると思います。
 都市計画と交通対策は当然整合性をもって講じられるべきものと思いますが、時代時代における要請や用地の関係で理想通りになっていないということはあります。
 今後の反省点とするとともに危険を回避する方策をできるだけ講じるよう働きかけていこうと思います。 


8月10日(火)
 温暖化・造林公社対策特別委員会の県外調査で京都市役所を訪問し、京都市の地球温暖化対策について調査しました。
 滋賀県では2030年に1990年比で二酸化炭素半減の目標を立て現在ロードマップいわゆる行程表を策定中です。
 京都市では2004年にすでに地球温暖化対策条例を策定済みであり、現在見直しに取り組んでいます。また、国により平成21年1月に環境モデル都市に選定され、今年6月には国からA評価を受けています。
 京都市が掲げる削減目標は2030年40パーセント減(90年比)2050年60パーセント減で滋賀県より低くはなっているが、着実な歩みを続けています。
 環境モデル都市としての取り組みとして「木の文化を大切にするまち・京都」戦略がありますが、この中で新しい木造住宅「平成の京町屋」は注目すべきものがあると思います。
 京都市域の4分の3を森林が占めるというのは意外でしたが、滋賀県でも県産材をいかに木造住宅建設に使えるかというのは大きな課題です。
 京都市のこうした取り組みの今後の経過を注意深く見ていきたいと思います。


8月9日(月)
私学助成を進める会のパレードの出発式において激励の言葉を申し上げました。
 今日は午前中市内で県の河川工事に関する要望の聞き取りをし、午後は県庁で私学助成を進める会の要望書を会派を代表して受理。また、そのあと開催された私学助成を求めるパレードの出発式において激励のあいさつをさせていただきました。
 この4月から公立高校授業料の無償化が実施され、私学にたいしては12万円から24万円の範囲で就学支援金が制度化されました。しかし、私学の高校授業料は平均で30万円を超え、施設整備費を含めると50万以上の負担となります。
 保護者の負担を軽減しようと思えば都道府県の上乗せ助成が当然必要になりますが、京都や大阪に比べると滋賀や兵庫では予算措置がまだまだ不十分です。
 滋賀県では今年度、国の制度拡充により生まれた約3600万円を私学助成以外の他の財源に回して、私学関係者の期待を大きく裏切りました。
 こうした予算措置に抗議されるとともに、来年度の予算編成に向けて再度私学助成のための予算確保を願って、今日は県庁に生徒や保護者など関係者が集まられてパレードを実施されました。
 こうした経緯を踏まえ、また私学が公教育において果たしている役割を十分理解したうえで、私学振興の来年度予算が充実したものとなるように我々も努力して参ります。


8月8日(日)
 私の父親は66歳で他界しましたが、母親は現在88歳で同居しています。妻の両親は父親が95歳、母親が90歳で夫婦一緒にケアーハウスで生活しています。
 3人とも医者通いをしていますが、何とか日常生活は過ごせています。しかしながら、程度の差はあるものの認知症と思われる兆候もあり、妻の両親は要介護の認定を受けています。今後加齢とともに、介護で思い悩むことも多くあるかも知れません。
 今日は老夫婦の気分転換を兼ねて一緒に食事をし、また妻の父親と一緒に風呂に入ってお世話をさせてもらいました。
 95歳という高齢でもあり、バリヤーフリーのお風呂でもなかったのであれこれお世話しましたが、余計なお世話と、かえって叱られてしまいました。
 この人はかつて陸軍少佐の軍人であり、私の行動がかえって自尊心を傷つけたのか、と後悔しきりでした。日々介護を体験されている方々は同じようなご苦労をされているのではないかと、思わずにはいられませんでした。
 高齢者の皆さんはそれぞれの道でご苦労され、また社会にも大きな貢献をされてこられました。そうした誇りを持って人生を送ってこられたにもかかわらず、加齢とともに要介護となったとしても自尊心を傷つけるような介護をされてはたまりません。
 病院や福祉施設における介護の場面ではおじいちゃん、おばあちゃんという呼び方でなく、その人の名前をしっかり呼ぼう、その人の人生の歩みをしっかり把握したうえで介護にあたろうという話をしたことがあります。
 要は介護される人の尊厳をしっかり守ろうということだと思います。
自分の身に置き換えても、もし、こんなことぐらいできないのと言われたり、物を扱うようなことをされれば、感謝どころか怒りが込み上げてくるかも知れません。
 介護の現場におられる方は本当に大変かと思いますが、介護する者も介護されるものも幸せでいられる環境をハード・ソフトの両面にわたって整えていかねばと思います。


8月7日(土)
市主催の平和祈念式典で恒久平和への思いを込めて歌う少女合唱団の皆さん。
 平和祈念式典が近江八幡市文化会館で開催され、来賓として出席しました。
今回で3回目ですが、今年は旧安土町の住民も加えて第1回として開催されました。
子どもたちや市民の皆さんが織った千羽鶴の献呈、中学生の平和をテーマとした作文朗読、少女合唱団による平和をテーマした歌声など、終戦記念日を目前に控えて市民全体で平和を考え、戦没者を追悼する機会となりました。
 いま大きな課題は世界から核兵器を廃絶することです。これは被爆国である日本の大きな使命かもしれません。
 今動き出した世界の核軍縮の流れをぜひとも前へ進めていきたいと思います。
 この後は地元岡山学区牧町の夏祭りに参加し、琵琶湖周航の歌を歌わせていただきました。町内の方々が全員総出で食品バザーから催し物まで取り組んでおられる姿は大変素晴らしかったです。
 これを契機に益々町民の皆さんの交流が深まることを祈念いたします。
 この後、すぐ大津市へ移動して連合議員団の研修会に出席させていただきました。東京大学名誉教授神野直彦さんの講演は日本の財政の在り方、地方議員が今すべきことについてなど貴重な御示唆をいただきました。
 子育てに関しては子ども手当などの現金給付だけでなく保育所の整備をするなどのサービスの提供をすること、高齢者に対しては年金という現金給付だけでなく、介護などのサービスの充実をすることが必要であり、このことにより就労しやすい環境を整え、やがては経済成長につながるという趣旨のお話をされました。
 現金給付は国にしかできませんが、子育てや高齢者福祉などのサービスの拡充はまさに地方自治体の役割であり、地域主権確立へ向けた大きな試金石になるのでしょう。
 このことを肝に銘じて今後も取り組んで参ります。
 夜遅くなりましたが、県道の舗装状況をぜひとも見てほしいというご依頼を受けましたので現地を確認させていただきました。確かに道路上に高低差ができており、自転車のなどの通行に支障がありそうです。こうした状況は重大な事故につながる恐れがりますので現地確認と対応を県に依頼します。


8月6日(金)
沖島のがけ崩れの現場の様子です。道の部分の土砂は取り除かれましたが、山肌には土砂が流れたあとがしっかり残っています。近くが保安林であることから森林整備課の対応も求めていきたいと思います。
 8月7日〜8日に沖島で開催される「うなぎ祭り」のオープニングセレモニーがあり、出席しました。
 沖島はじめ琵琶湖の魚介類の消費拡大や沖島のPRを兼ねて沖島の皆さんが総力をあげて取り組むイベントであり、ぜひとも成功させて次世代のまちづくりにつなげていただきたいと思います。
 イベントとして沖島小学校全児童10名による沖島太鼓も披露されました。
沖島の児童も減少傾向にありますが、沖島以外から「留学」される児童もあり、自然が豊富で住民同士の絆が強いこの島が新たな教育のステージになることも大いに期待したいと思います。
 沖島のみなさん手作りのウナギ丼、ふなずし、アユの天ぷら、シジミの味噌汁などお腹いっぱいいただき、満足しました。
 また、合わせて先月の豪雨でがけ崩れが起こった下水処理場付近の状況も現地視察させていただきました。
 時間雨量50ミリという豪雨により、10ケ所近くで土砂崩れなどが起こり、幸い人的被害はなかったものの今後の砂防工事などの対策が急がれます。
 再度、東近江土木事務所など関係機関に働きかけをします。
思い切り汗をかいたあと、午後からは大津市へ移動して民主党県連の政策検討会議に出席しました。おりしも琵琶湖花火大会の開催中であり、35万人の人出で駅周辺から琵琶湖に続く大通りは人であふれていました。
 この会議では各団体からの要望書の取り扱いについても協議されましたが、これまで首長さんが大挙して東京へ要望に行かれていたことやいわゆる族議員といわれる人が選挙目当てに要望活動を利用するということがないよう、適切に内容や優先順位の判断をしていくことを確認しましました。


8月5日(木)
 今日は実に多くの方々とお出会いした日でした。
話題は河川改修などの行政課題、市長選挙や参議院選挙の総括、私学助成の充実など様々でした。
 一期一会という言葉がありますが、どの出会いも大切にしなければと思います。
心地よい出会いから、つらい出会いまで様々ありますが、すべてが自分の使命や人生の目的に何らかの形で影響を与えます。
 仕事柄いろんな立場の方々からご意見をいただきますが、厳しい意見や反対意見こそ大切にしなければと思っています。
 今、国の政治はねじれ国会という状況の中で与党は厳しい国会運営を強いられています。この4日間の予算委員会の審議を見てもそのことは強く感じられます。
 3年前の参議院選挙で与野党逆転し、当時の政権党である自民党は昨年の民主党による政権交代まで度重なる総理交代を余儀なくされ、また大連立の模索をするなど大変苦労しました。
 そして、今回の参議院選挙では有権者が民主党に対し同じ試練の機会を与え、衆参過半数を超えるいう安定多数はなくなりました。
 予算や法案の審議で強行採決はもうあり得ませんし、野党の協力を得なければ目指す政策も実現できません。
 しかし、こうしたときこそ政権担当能力が問われるのであり、また、政権担当能力を磨く機会にもなると思います。
 そうした意味でこの9月の民主党の代表選は大きな転換点いわゆるターニングポイントになります。
 万が一にも代表が交代すれば、政権交代から一年余りで三人の総理が登場することになり、まさしく迷走状態になります。
 世論調査を見ても内閣の支持率は低くなっているものの菅内閣の続投を支持する意見は多数を占めています。
 民主党代表選で選挙権のある国会議員、党員・サポーターの賢明な選択を期待します。


8月4日(水)
 午前中は東近江市で開催された蛇砂川改修促進協議会総会に出席しました。
改修のための大きな事業である西生来町の国道8号線や新幹線との交差部の工事が今年度でほぼ完了し、23年度の6月頃には通水の予定です。
 東近江市ではすでに完成している和南放水路や現在工事中の八日市新川が完成し通水ができれば洪水被害を防ぐことができます。
 近江八幡市内の童子が原などで改修のための用地交渉がまだ残っていますが、早急に改修を進めて、住民の皆さんに安心をしていただきたいと思います。
 午後は大津市へ移動して会派会議に出席し、(仮称)関西広域連合について担当職員と課題やメリット、デメリットについて協議しました。
 関西広域連合は地方自治法で定める広域連合という特別地方公共団体を組織して、広域防災、広域観光、ドクターヘリの共同運航などに取り組もうとするものです。
 参加を検討している府県知事の思いとしては様々あると思いますが、道州制への移行を前提としたものでないことが近畿知事会で確認されているそうです。
 いずれにせよ首長にあたる連合長や議会を置くなど費用負担を伴うものであり、圏域住民にとってそれ以上のメリットがあることが必要です。
 併せて、広域連合が国の事務の権限委譲などの受け皿となることができるのであれば、地域主権拡大のために大きく資することは可能です。
 こうした観点を十分議論して、地域主権確立のための起爆剤となるのであれば、積極的に進めていきたいと思います。


8月3日(火)
 今日は午前中市内回りで、午後は県庁で要望の処理や21年度の決算状況についてヒヤリングを受ける。リーマンショック後の経済不況で法人2税の落ち込みがひどく、税収は大きく減となっている。これは滋賀県に限ったことではないが、製造業の減収が目立っている。
 こうした課題を解決するためにも滋賀県の成長戦略を当局と県議会がしっかり描かないといけない。企業誘致だけでなく、新産業の振興や環境をターゲットにした起業などやるべきことは多くある。嘉田知事の二期目の手腕にも大いに期待したい。
 夜は介護施設に勤務する方々で組織されている組合の定期総会に出席する。
特別養護老人ホームなど介護施設を運営する理事者も職員も大変厳しい状況に置かれている。福祉現場のマンパワーをどう確保するのか、希望のある職場とするためにはどのような施策をすればよいのか、課題は多い。
 要するに財源の問題となるが、社会保障費が伸びている中、福祉目的の消費税引き上げなど税制の抜本的な改正は避けて通れない状況になっている。
 もちろん税負担の公平感を損なうことがあってはならいし、十分な議論をすることとと国民の信を得るための選挙も必要である。
 環境保全や介護現場に財源を投入し、そのことが景気回復につながることが望ましいが、その各論は様々であり、政治がしっかり的確な判断を下すことが重要である。
 厳しい職場で高齢者のため頑張っている職員の皆さんにエールを送り、応援していきたい。


8月2日(月)
二ゴロブナを放流するため船で沖に出る緑の少年団の子どもたち。
 恒例の漁業祭りの一環として魚介類の慰霊法要(近江八幡市水産協議会主催)が行われ、参列しました。
 私たちの食卓にのる魚介類に感謝を表すとともに、限られた水産資源を未来に向けて守っていこうという行事です。
 法要のあとは緑の少年団の子どもたちが二ゴロブナを放流しました。
 現在、県の水産課の予算は年4億円余りでカワウや外来魚の駆除、ヨシ帯の回復、二ゴロブナなどの放流、セタシジミのため砂地の造成など琵琶湖の貴重な資源を守るための施策が行われています。
 また、あわせて琵琶湖の魚の消費者へのPRも大変重要なことです。沖島では8月7日、8日の二日間に「うなぎ祭り」が開催されます。暑い時期ですが定期船で沖島へ渡ってスタミナのつくうなぎやアユなどを食べてみませんか。
 これからは魚を獲って売るだけでなく、加工、流通の仕組みを作っていく農林漁業の6次産業化を進めなければなりません。また、今年からコメの戸別所得補償制度がモデル事業として始まりましたが、今後は林業や漁業に従事する方々の所得補償制度も確立していかなければなりません。
 農林漁業は古来から私たちの生活や環境を守るために大きな役割を果たしてきました。この農林漁業の多面的な機能を一層活かして、地球環境を守っていくのはこれからの行政の大きな使命です。
 ぜひとも、このことを子どもたちを教育する中で次世代につなげていきたいと思います。


8月1日(日)
八幡支部の小型ポンプの部の放水です。
 昨日、今日と夏祭りなどのイベントが続きます。
昨日は地元岡山学区の納涼フェスティバルや八幡学区の夏祭り、そして今日は「てんびんまつり」が盛大に開催されています。
 また、恒例の滋賀県消防ポンプ操法大会が消防学校で開催され、激励に行ってきました。地元近江八幡からはポンプ車、小型ポンプに2チームが出場しています。
 機敏に行動する隊員の姿を見て訓練の成果がよく表れています。どこが優勝してもすべてのチームにエールを送りたいと思います。
 これを契機に一層訓練に励まれて、地域住民の安心安全のため活躍されますことをお祈りいたします。


   
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