５月３１日（日）
今夜、第５回目の近江八幡市・安土町合併協議会がホテルニューオウミで開催され、多くの協議事項の審議が終了して、合併協定の調印式が行われました。嘉田知事をはじめ、私を含めた４名の県議会議員も来賓として出席しました。
４月から２ヶ月間、集中的に審議された両市町の委員の皆さんにおかれましては本当にお疲れ様でした。市名は「近江八幡市」と決定されましたが、安土町には法で定める地域自治区が１０年間設置されることが決定され、今後の均衡ある発展を目指します。
安土駅の改築、観光での両市町の連携など歴史的なつながりのある関係だけに大いに期待されますが、一方で安土町内で合併に対して根強く反対運動が行われています。
どの地域においても合併の是非については賛否両論分かれるところです。
また、何をもって合併に関する民意とするのか、これも様々な考え方があるでしょう。
合併を掲げて当選された首長さんはまさしくそのことが民意であると主張される場合もあるでしょうし、住民投票やアンケートを参考とすべしという主張も当然あるでしょう。住民の議論も単なる好き嫌いのレベルから、合併する、しないによって住民サービスがどうなるのか、あるいは行財政がどうなるのかという議論までまちまちあることと思います。
今の社会情勢や両市町の将来見込みなどから何が正しいのか、決して一義的に判断することはできません。
しかし、合併はまさしく住民と首長、そして議会のコラボレーションで成し遂げるものです。これからも各議会での議決、知事への申請、県議会の議決、総務大臣の公告などさまざまなところで議論は続きますが、最後まで関係者が真摯な議論を重ねて、将来の世代へ素晴らしいまちを引き継いでいかねばなりません。それが、今を生きる私たちの使命であり、責任であると思います。
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５月３０日（土）
消費者庁設置法案が全会一致で可決され、この秋にも設置がされる。
食品偽装から振り込め詐欺、悪徳商法、闇金融など消費にかかわる犯罪、事件は実に多種多様でその被害者はいつも高齢者や障がい者など社会的弱者である。
野洲市の消費生活相談員の方がカリスマ相談員ということで国会の審議でも話題となっていたが、近江八幡市の相談員の方も経験豊富で現場で大活躍されている。
私も行政で働いていた時に何度も相談しお世話になった。実に、的確な判断をされ、いくつもの問題を解決された。消費に絡むトラブルが起こったとき、一人で悩んで解決しようとするとそれこそ迷路に落ち込んでしまう。
迷わず、相談員をはじめ専門家に相談し、アドバイスを受けるのがベストである。
トラブルの相手も消費者センターをはじめ専門機関が間に入ったのがわかると、高圧的な姿勢も一気になくなり、解決が早くなる。あわせて、クーリングオフなどの法的手段も的確な時期に講じることができるのである。
これから、消費者庁が設置され、こうしたセンター機能が充実し、消費者保護行政が進むことを心から願うものである。
合わせて、相談員をはじめ、最前線で働く方々の待遇改善はぜひとも図らねばならない。総じて、相談員の皆さんは非常勤の嘱託職員であったり、その職責からいえば見合った処遇となっていない。ぜひ正規職員化するなど、待遇改善を実施してほしい。
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５月２９日（金）
臨時議会が終了し、職員などの夏季期末勤勉手当を０．２月分凍結する条例案並びにタミフル備蓄分の購入費などの新型インフルエンザ対策補正予算が可決された。
新型インフルエンザの感染拡大は一応鎮静化しつつあるが、秋から冬にかけてのパンデミックさらに強毒性の鳥インフルエンザの発生なども警戒しなければならない。
今日の質疑で備蓄分は無駄ではないかという議論もあったが、ことは命にかかわることである。たとえ無駄になることがあったとしても目標数の確保は計画的にしなければならない。
併せて、これからの課題は社会的な影響に対する対応である。６月の補正予算で計上されることと思うが、障がい者の施設や介護施設などの減収分は早急に対応しなければならない。
県内での感染確認から今日までの県の対応はいくつかの課題は残したかもしれないが、知事以下職員が一丸となってよく封じ込めをされたと思う。あらためて敬意を表したい。
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５月２８日（木）
臨時議会が開会され、知事から提案説明があった。議案は人事委員会の意見による職員の期末勤勉手当０．２月分の凍結並びにインフルエンザ対策費用の補正予算である。
具体的にはタミフルの備蓄や防護服などの購入費、広報費の増額などである。
滋賀県でも感染拡大はなんとか防ぐことができて休校や休業措置は解除され、徐々に通常の生活に戻りつつある。しかし、経済的な打撃に対する対応はこれからの課題であり、知事も昨日上京し、国に要望活動を実施している。
議会後は会派会議を開催し、明日の質疑の協議、栗東RDの対策工の協議、近江八幡・安土の合併にかかる法的問題点などについて協議した。
安土町長の解職請求が出されている中で、市町の議会の議決から知事提案、県議会の議決、総務大臣の公告など一連の手続きにおいて何が課題になるのか、自治振興課の担当者から説明を求めた。５月３１日に５回目の合併協議会を終え、合併の調印式、そして市町の議決へと進む。住民、首長、議会が将来に課題を残さぬよう、最後まで真摯な議論が必要である。
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５月２７日（水）
 | | 市内の医療機関に設置された発熱外来のテント。 |
今日は終日、市内において新型インフルエンザ対策はじめ、安土との合併問題など喫緊の課題について情報収集のため、市役所はじめ関係機関をまわる。飲食関係の事業者の方の話では、やはり新型インフルエンザの影響でキャンセルなど多くあり影響は甚大とのことであった。
また、発熱外来を開設されている医療機関では救急対応や産科、透析外来などにおける対応でご苦労されていることをお聞きした。こうした内容はぜひ明日からの臨時会の議論でも参考とさせていただくつもりです。
こうした合間を縫って、午後３時から行われた党首討論をテレビで見る。
正直な感想としてはもっと具体的な政策での議論を期待していたので拍子抜けした感じである。昨日から報道されている将来の年金問題や具体的な雇用対策など今一番国民が対応を求めている政策課題について突っ込んだ議論を期待していたが、初顔合わせの党首討論なのでこうした内容になってしまったのか。ぜひ次の討論に期待したいと思う。
ただ、北朝鮮の核実験について麻生総理が「この種の情報は通常知らせない、それより後の対応のほうが大切だ」という意味の発言をしたのは大いに問題であり、疑問を感じている。
原子力災害を含めて放射能に対する防御は何も国だけが考えているのではない。地方自治体では近江八幡市のように放射能検知器を備えたり、子どもの甲状腺がんを防御するためヨウ化カリウム丸を備蓄したりしているところもあるのである。
結果として健康被害に至らずとも、情報があれば放射能の測定をしたり、安全対策のための行動を早く起こせるのである。
安心、安全な社会を目指すというのであれば、こうした情報は何よりも早く関係機関はもとより国民に知らせるのは当然であり、そのことを怠った、あるいは知らせる必要がないというような意味のことを平然と話す麻生総理については総理たる資格がないと断言できるのではないか。
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５月２６日（火）
朝から第１回岡山みずぐき杯ゲートボール大会の開会式があり、出席する。岡山ゲートボール同好会の主催によるもので、岡山学区の皆さんはもとより市内各地から参加され、相互の交流を深められた。
このあと、政調会出席のため大津へ。２８日、２９日両日にわたって開催される臨時議会の質問の検討をする。インフルエンザ対策や人事院勧告による給与条例の改正（期末手当の一部支給凍結）が議題となる。
インフルエンザ対策に関しては今日対策本部が開かれ、一応封じ込めが成功したとして、あすから県立高校の再開、対象地域の小中学校、保育所、高齢者や障がい者の通所施設のなどの再開要請、イベントなどの自粛要請の解除などが示された。
今後、感染の拡大が認められない限り、施設単位での対応となる予定です。しかし、発熱相談センターは２４時間対応で、感染予防策も引き続き必要です。
ひとまず、安心ということになるものの、この間の社会活動への影響は甚大なものとなりました。福祉施設など多くの分野で休業による減収が生じたこと、風評被害、学業への支障など計りしれません。この部分のカバーをどうするのか、そして今後の対応をどうするのか、国や県はしっかり方策を示す必要があります。
県や市町の指導や要請をしっかり守ったところだけが不利益をこうむるのでは不公平になります。こうしたことに関して、昨日、民主党県連でも医療対策の充実と併せて県に対して要望をしましたが、この秋から冬にかけても同様のことが心配されますので迅速に対応策を講じておく必要があります。国の支援を求めて嘉田知事は明日にも関係省庁に要望活動をされます。民主党も国や県、市町の議員が一丸となって対応策構築に向けて取り組んでいきます。
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５月２４日(日）
 | | 事務所近くにあるヴォーリズ建築の一つです。 |
今日はヨシ刈りなど多くのイベントや各種団体の総会などが計画されていましたが、ご承知のとおり大半がインフルエンザ対策で中止となりました。滋賀県では感染の２例目が報告されましたが、実態に即した対応に変更されるため、こうした自粛要請などの措置も間もなく解除されるでしょう。
感染予防は継続したまま、市民生活や経済活動への影響を最小限にすることがこれからの課題です。
思わぬ予定変更で時間ができましたので朝からニュース番組など見ておりましたが、特に、ＮＨＫでヴォーリズ建築の特集が放映されており興味深く見させていただきました。
皆さんもご承知のとおり、ウィリアム・メレル・ヴォーリズ氏は近江八幡市の名誉市民第一号で建築、教育、医療、薬品の製造販売、キリスト教の伝道など幅広く近江八幡市の発展のため活躍されました。特に、建築に関しては実に多くの作品を全国津々浦々に残されました。その慈愛に満ちた建物の設計は今も引き継がれています。そこに住む人にとって、健康で暮らせる家、また人が集い交流できる家、などその建築のコンセプトは偉大かつ人間愛にあふれたものだと思います。
ヴォーリズ記念館など市内にある建築物や母校である同志社大学のアーモスト館などをこの目で見ましたが、どれも温かい雰囲気があり、決してぜいたくではないけれど心が豊になる、そのような建物ばかりです。見るもの、住むものに建物が何かを語りかけている、誰もがそう感じているのではないでしょうか。
近江八幡市は古い歴史と日本の伝統文化が息づく街ですが、ヴォーリズ氏がこの地域にもたらした異文化はしっかりこの町に根付いています。それはヴォーリズ氏の思いが近江八幡の人々の心の中にしみこんでいったように、この地域にとけこんでいったのだと思います。
この町に住んで、こうした様々な先人たちの熱い思いを感じとることができるのを幸せに思います。そして、いつまでもこの町で生きて、この町で生涯を終えたいと心から望んでいます。
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５月２３日（土）
 | | 八幡堀沿いに咲くショウブの花。地元の方にお聞きしたら間もなく紫のショウブが咲くそうです。 |
杉森町自治会館の竣工式が行われ出席させていただいた。先日竣工された堀上町五月自治会館と同様に平成２０年度の市町村振興資金を活用されたもので、今後の地域住民の交流拠点、あるいは介護や子育てにも活用できる拠点となることを願います。
さて、新型インフルエンザの発生によって市民生活や経済活動にも大きな影響が出ています。私の事務所周辺は近江八幡の観光の中心であることから少なからずその影響が出ているようです。水郷めぐりやホテルニューオウミ、修学旅行生の多い国民休暇村もキャンセルが相次いでいるという新聞報道もありました。店を出しておられる方にお尋ねしたら、やはり観光客は減っているというお答えが返ってきました。
昨日の発表で、国の対応策としても一律の厳しいものからそれぞれの自治体の状況に応じた柔軟な対応へと方針転換されたことから、今後経済活動への影響が緩和されることを願っています。
八幡堀では観光客の皆さんをあたたかくお迎えするかのようにショウブの花が咲いています。学校などの休校措置の解除、イベント自粛の解除などにより元のにぎわいが戻ってほしいものです。
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５月２２日（金）
 | | 民主党滋賀県連新型インフルエンザ対策本部（本部長は川端達夫衆議院議員）で各市町から現時点の対応状況の報告をするとともに、県担当者から最新情報を聴取する。 |
朝から政調会そして会派会議とあわただしく会議が続く。５月２８日、２９日に開催が決まった臨時議会に提案される給与条例改正案や新型インフルエンザに対する予算措置について当局から説明を受ける。
インフルエンザ対策については国から対応方針の変更が示され、発生初期段階など個々の自治体の状況に応じた対応をするとして、これまでのような一律の措置は取らないこととされた。これを受けて滋賀県でも対策本部会議が開催され、このまま推移すれば２７日から高校などの休校措置を解除し、またイベントなどの中止要請もしない方向とすることが示された。
強毒性ではないが、油断は禁物であり、これまで同様予防措置はしっかりとる必要がある。
民主党滋賀県連でも対策本部を設置して対応しているが、今日は各市町の関係者が集まり、市町の状況を把握するとともに県担当者から最新の情報を聴取する。
タミフル、リレンザなどの備蓄、防護服やマスク、検査キットなどの確保、発熱外来など医療体制の整備、市民生活への深刻な影響を回避することなど対応すべき課題は山ほどある。
市町、県、国の関係議員が一丸となって犠牲者を出さぬように、そして市民生活への影響を最小限にとどめるよう取り組んでいかねばならない。
午後からは東近江市に移動し、東近江環境総合事務所などから県事業の概要の聴取をした後、第４回近江八幡市・安土町合併協議会を傍聴する。
課題となっていた新市名については小委員会でも結論が出ず、「近江八幡市」と「近江八幡安土市」の２案が示され、記名投票で多数となった「近江八幡市」に決定された。
異例の投票による決定となったが、次回の第５回で協議は終了し、いよいよ調印式となる。合併に絡んで町長のリコール請求が出されるなど波乱含みであるが、最後まで慎重かつ真摯な議論を望みたい。
これまでも繰り返し述べてきたように、合併は単なる面積や人口の膨張ではなく、まちが成長する合併でなくてはならないし、あらゆる意味で住民の幸せにつながる合併でなくてはならない。
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５月２０日（水）
 | | 日本のGDPの経緯など、経済情勢の解説のあと、補正予算の与党政府案と民主党案の比較について説明する徳永久志参議院議員。党内きっての政策通と言われるだけに明快な説明をされた。(おりしも、今日GDPが１５．２パーセントマイナスとの報道がされた） |
午前中は地方分権・行財政対策特別委員会が開催され、出席する。会議中、滋賀県で初の新型インフルエンザが確認されたと報告され、県当局では１１時から対策本部会議が開催された。その中で、県立高校の臨時休校など、急きょ対策が講じられた。
いよいよ、滋賀県にも波が押し寄せた格好で、これから県民あげて感染防止措置を取らねばならない。県民への経済的影響や生活への影響は計り知れないが、未知なるウイルスが相手であり、油断は禁物で重篤な症状が出る例もある以上、正体がわかるまでは地域ぐるみで戦わねばならない。
午後には、身体障害者厚生会の総会に出席させていただいた後、連合議員団のネットワーク会議に出席する。
新型インフルエンザへの民主党としての対応や大型補正予算に対する民主党の対案などについて徳永久志参議院議員の説明を受ける。
政府案のほとんどは一時的なものであり、国民の生活を向上させる恒常的な政策はない。しかも、基金に積み立てて使途があいまいなものも多く、真に経済的効果があるのか、また、消費拡大につながるのか疑問点が多い。
現在、参議院予算委員会で審議中であるが、この中で民主党の対案との違いを国民の皆さんにわかりやすく示してほしい。
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５月１９日（火）
春季戦没者追悼式が行われ、参列させていただいた。昭和６０年代から何度も式の様子を見させていただいているが、年々、参列者の数が減り、遺族の高齢化も進んでいる。
戦後６４年を経て、戦争を知らない世代が大半となったが、最愛の家族を戦火で失うという悲惨さが忘れられるようなことがあってはならない。戦争の悲惨さと平和の大切さをあらためて市民全体で学ぶため今年も平和祈念式典が８月１日に開催されると聞いている。世界ではいまだ紛争が絶えないが、核武装することを当然のことのように言う人がいるのに驚かされる。こうした極論に対し、戦争で家族を失った人々はどんな気持ちでおられるのだろうか。胸が痛む思いである。国家間のエゴで、人が人を傷つけたり、その命を奪うことは許されるはずがない。こうした機会に今一度平和の大切さをかみしめたい。
夕方には、市医療センターで働く方々の組合の総会に出席させていただいた。経営手法がPFIから直営に代わり、不安な毎日を送られたことと思う。現在、雇用は守られているが、これから先については不安材料も多くある。
公共サービスが民間に任される事例は数多くあるが、サービスを受ける市民の皆さんのためにもそこで働く人々の賃金や労働条件はきちんと整備されねばならない。市場第一主義や無茶なコスト削減で無責任な委託にならないように公契約条例のような規範を制定することが強く求められている。こうした仕組みを作ることに努力することを挨拶のなかでお約束させていただいた。
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５月１８日(月）
 | | 近江八幡の観光の中心である八幡堀。水郷めぐりで有名な西の湖とともに滋賀県が選定した３１か所の「近江水の宝」の一つです。 |
市の観光ボランティアガイド協会の総会が開催され、来賓として出席しました。
会員は約５０名で平成２０年度はおよそ３万７千人の観光客の皆さんを案内されました。八幡堀などの観光地で会員の皆さんがそれぞれ工夫を凝らしながら、和やかに案内され大変好評です。歴史、自然など本市の自慢とするところをしっかり勉強され、市民の皆さんを代表して温かくお出迎えし、最高のホスピタリティーを提供されています。
先日、倉敷中央病院を視察した際に、倉敷のまちを観光ボランティアの皆さんにご案内いただいたのですが、近江八幡と同様に温かくもてなしていただきました。
全国で観光ボランティアが組織される中で、そのネットワークも広がり、本市の協会も中心的な役割を担っていただいています。今日は新たに４名の新会員の方が入会されましたが、これからもこの輪が広がることを期待いたします。
さて、新型インフルエンザが兵庫、大阪を中心に国内で感染拡大してきました。滋賀県に広がってくるのも時間の問題と思います。県、そして近江八幡市でも対策本部を開催するなど対応に追われています。できるだけ集団感染を防ぐことが必要ですが、人の行動が制限されるため経済に対する影響も懸念されます。今日も観光関係者の方が新型インフルエンザの影響でキャンセルが相次いでいると嘆いておられました。
過度に対応して市民生活に多大の影響が出るのも困りますし、さりとて集団感染にたいする警戒も大変重要です。マスクの着用、うがい・手洗いの励行などの注意事項、発熱したときの医療機関へのかかり方などの市民の対応、そして、的確な行政による情報提供や勧告など、地域社会が一つになってこのウイルスとの戦いに勝たねばなりません。冷静に、正しい情報のもとに行動し、そして初期の段階で的確な処置をする、こうした積み重ねで最小限の被害に封じ込めなければいけません。
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５月１７日（日）
 | | 昨年９月、近江八幡駅前で当時幹事長だった鳩山新代表と街頭演説した時の写真です。 |
昨日の民主党代表選で新代表に決定した鳩山氏が日曜日朝の多くのテレビ番組に生出演し抱負を語った。意地の悪い？アナウンサーが声高に小沢の傀儡政権ではないのかと言い放ち、また、すぐに新役員体制を言えなどと迫ったり、私の視点からは少し品格を欠くのではないかと思われるやり取りがあった。
私はこうした意図的な報道姿勢にいつも疑問を持っている。かつて広報担当課長をしていた頃、何度かテレビの取材に対応したことがあるのだが、そのうちのいくつかの取材では、最初からすでに一つの結論をもっているかのように、取材の流れに沿う意見だけを取り上げ、沿わない意見は没にする、という体験をしたことがある。
たびたび問題になっている「やらせ報道」とまではいかないまでもこうした極めて意図的な報道姿勢はいかがなものかと思った。テレビ報道で多くの世論が形成されていくことを思うと、あくまで公平公正な報道という観点で取り組んでほしいし、どこかの機関が報道姿勢のチェックをしなければいけないと思うが、みなさんどうでしょう。
しかし、一番大切なことは視聴者、つまり国民の皆さんがどのような形態で報道されようと真実をしっかり見極める力をもっていただくことだと思っている。そのためにも政治家はまじめに真実をしっかり語ることが必要です。
私は鳩山新代表の「友愛」、そして「愛ある政治」という言葉が大好きである。政治家が使うには極めて抽象的な言葉かもしれないが、今の政府与党の政治には本当に愛も優しさも感じられない。
高齢者も応分の負担をしてもらうということで税金面で老年者控除を廃止したり、後期高齢者医療という差別的な医療制度を導入した。また、生活保護の老齢加算や母子加算を廃止したりと、弱い者にしわよせする施策が山ほどある。
私の住んでいる町内には「友愛まちづくり委員会」というのがあって、ボランティアの皆さんが町内に花を植えたり、お年寄りをお花見に招待したりと、地域に安らぎとふれあいを広げる活動をしている。思わずこのイメージも重なり、あらためて「愛ある政治」の実現に向けて私も頑張ろうと誓った。
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５月１６日（土）
たった今、民主党代表に鳩山氏が選出された。これまで様々な報道がされたが、極めて限られた短期間に二人の候補者がその政治理念や思いを国民の皆さんにしっかり示すことができたのではないかと思う。もちろん、もっと時間をかけて代表選挙をすべきであったのは言うまでもないが、総理がいつ解散カードを切るのか、予断を許さない状況下であり、やむを得ないと思われる。
二人の政治姿勢や政治理念、そして国民の手に官僚から政治を取り戻し、国民の生活が第一の政治を目指そうという熱意はまさに遜色のないものであり、最終的にどちらが代表になってもよかったと思っている。代表選挙は終わってまさしくノーサイド。
この二人の力を軸にして、国会議員、地方議員が結集し、また党員、サポーターの皆さん、そして多くの国民の皆さんの支援をいただいて何としても政権交代を目指したい。あわせて、世論が岡田氏を多く支持した背景にある「政治とカネ」の問題についても、党の姿勢を国民の皆さんにしっかり示していってほしいと思う。
今、先ほど、新型インフルエンザの国内感染が報じられた。いよいよ始まるウイルスとの戦いが眼前にきた。冷静に、情報を集め、国民の一人一人がすべきことをしっかりする、決して犠牲者は出さない。この覚悟で一致協力して対応していこうと思う。
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５月１５日（金）
連休明けに前小沢代表が辞任表明し、明日１６日には新代表を選出する選挙が行われる。本来は党員・サポーターによる選挙を含めて広く代表選出のための選挙運動を行うべきであるが、補正予算の審議への影響、また、民主党の代表が決まらぬ間に与党が突然解散総選挙に打って出る可能性はまったく否定できず、今回の措置はやむを得ないと思う。
ただ、できる限り候補者の政治理念や政策を、そして自ら描く日本の進むべき姿を国民の皆さんにわかりやすく示すことが重要である。今、報道では候補者を親小沢か、非小沢あるいは反小沢という色分けで論じているが、こうした議論でなく、候補者本人の資質、そして政権交代すれば総理になる人物であることから、総理としての力量があるかどうか、という点でもしっかり評価して選出してほしい。少なくとも、現在の与党のように任期中に４人も総理が変わるというようなことはあってはならないと思う。
また、選出された新代表は小沢前代表が辞任する原因となった「政治とカネ」の問題について総選挙においてしっかり考えを示すことが必要である。
これまで続いてきた官僚主導の政治を国民中心の政治に転換させること、市場第一主義で日本の国に大きな格差をもたらしてきた政治を終わらせること、そして、年金、医療、福祉や介護、教育、子育て支援、農家の戸別所得補償など国民の生活を何よりも優先する「国民の生活が第一」の政治を実現すること、これらの実現ができる新しいリーダーを選び、その後は全員野球で政権交代を成し遂げたいと思う。
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５月１３日(水）
今日は一斉に常任委員会が開催される。私は厚生・産業常任委員会で商工観光労働部、健康福祉部、病院事業庁の案件について一年間審査する。
新型インフルエンザの問題、雇用不安から申請件数が２倍以上に膨らんでいる生活保護制度、緊急雇用対策、公立病院改革ガイドプランなど課題の多い委員会である。
私が今一番注目しているのはこれからの滋賀県の医療政策の方向づけをする懇話会の答申である。辻哲夫さん（前の厚生労働事務次官、現在東大教授）が座長を務めている懇話会であるが、しっかり調査研究・審議をしていただき、滋賀の医療、福祉政策が我が国の中でも主体的な地位を占めるぐらいの成果を生み出してほしい。
医師不足、看護師不足、公立病院の赤字など自治体の医療環境は課題が多く、リードを間違えば県民は救われなくなる。
医療体制の充実は県民の世論調査でも上位を占めている分野であるが、滋賀モデルと言われるような先進的な答申を期待している。
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５月１２日（火）
朝早く携帯電話が鳴った。それは民主党による政権交代を期待している市民の方からだった。「政権交代への戦いは国家権力、そして検察権力との戦いであり、マスコミが作り出した世論に屈する形で小沢さんはやめるべきでなかった」という主張をされた。
「今、国民の生活は本当に限界まで来ている。この閉塞感を打破するには政権交代しかなく、マスコミが作り出している政治家への人気投票的な風潮に左右されず、今しなければならない政策を小沢政権で実現してほしかった」と付け加えられた。
「政治とお金」の問題は古今東西を問わず、これまで様々な議論がされてきた。政治活動のための資金は政党助成金などの公費、企業や団体による献金、個人献金、自己資金等でまかなうしかない。お金を出す側の意図というのは自分の浄財を社会の発展のために、あるいは自分の考える政策を進めるため支持する政治団体や政治家に託すというものから、ある種のお付き合い、あるいは何らかの期待を込めて献金するなど、それこそ様々あると思う。そうした献金を受け取るか、どうかは政治家が自ら判断し、受け取ったものは法に基づき公開し、説明を求められたら当然説明をすべきだと思う。
また、一方で政治資金規正法に基づかない違法な裏献金などが仮にあるとすれば、それこそ摘発されなければ闇の中に葬られてしまう。
いずれにせよ一刻も早く、お金のかからない政治、そして、誰であっても社会をよくしたいという志があるものは選挙に出て有権者の審判を仰ぐことができる、そんな選挙の仕組みを早く作らなければならないと思う。
そういう意味でも、これから行われる総選挙では「政治とお金」が争点となるのは間違いないし、各政党もこのことに対する考え方を有権者にしっかり示す必要があると思う。
西松献金事件について今後裁判で違法性が争われることになるが、関係する政治団体からの献金が少なくとも十数名の国会議員に及ぶにもかかわらず、なぜ小沢代表関連の献金だけが我が国の行方を左右するであろうこの重大な政治決戦を前に違法とされたのか、明確にされるべきだと思う。とりわけ、与党閣僚に対する献金問題が一時マスコミで取り上げられていたのに、その後の経過について何も触れられなくなったのはどうしてだろうか、疑問が残る。
今後は民主党の新代表が誰になるのか、社会の関心が高まるだろうが、私達は国民生活を最優先にする政策、政権を目指し、官僚主導の政治から国民が主導する政治に方向転換できるように努力して行かねばならないし、そのことを党をあげて実現できるリーダーを選ばなければならない。
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５月１１日(月）
 | | 段ボールの中で発酵して肥料に変わる生ごみ。成分証明書でも肥料として十分な栄養分があることが示されている。 |
午前中は多文化共生関連の要望などで市役所関係各課を訪問したあと、午後は生ごみリサイクル学習会に参加し、生ごみリサイクルプロジェクトの皆さんの取り組みを勉強させていただきました。スローガンは「ごみの山を宝の山にしませんか！」です。
家庭で作れる「生ごみ処理容器」の作り方ですが、段ボール箱に腐葉土と米ぬかをおよそ５対５の比率で入れて混ぜ、そこへ生ごみを加えて発酵させるものです。この方法が素晴らしいのは段ボール箱や新聞など身近なものですぐできるということです。
やがて、発酵した生ごみは肥料として使えるようになるのですが、これは成分分析でも肥料として十分使えるという結果が出されています。詳しくは生ごみリサイクルテキスト（発行は近江八幡市「市民・生ごみリサイクルプロジェクト」事務局は市環境課�筍娃沓苅検檻械供檻毅毅娃后砲鬚翰�ください。
可燃ゴミの三分の一は生ごみであり、市全体でこうした取り組みを進めればごみ処理費は大きく節減できることになります。今日も多くの市民の皆さんが参加されていましたが、こうした市民有志の取り組みに心から敬意を表しますとともに、県全体にもこの取り組みを紹介していきたいと思います。
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５月１０日（日）
 | | 止揚学園のみなさんが５年をかけて制作された力作です。小さな布を何枚も貼って作られたもので製作者の思いが込められています。絵のデザインのように情熱が満ちあふれた作品で、見る者に大きな感動を与えてくれました。 |
夏を思わせるような陽気の日曜日です。今日は市内の堀上町五月自治会館の竣工式に招かれて出席しました。
この自治会は昭和５０年代に出来た比較的新しい自治会ですが、６００戸を超える大世帯です。ホールと和室をうまくつないで地域住民の交流をはじめ、趣味の集いや福祉活動など多目的に活用することが期待できます。
自治会館の看板は自治会の有志の方による作品で大変立派なものですし、絵画などの素晴らしい作品も展示されていました。ほとんどすべて住民の皆さんの手によるもので、これが本当のコミュニティーハウスといえるものだと感じました。
祝辞の中でも申し上げたのですが、これから地方分権を進める中で、市町の合併、道州制への移行などにより市や県、国のありようはどんどん変わってきても、本当の基礎的自治組織である自治会は変わりません。そして、少子高齢化が進む中、介護や子育てサポートの受け皿がそれぞれの地域に広がることが予測され、こうしたユニバーサルデザインで建築された自治会館はきっと有効に活用されることになると思います。歴代自治会長さんをはじめ役員、会員の皆さんの長年のご尽力に心から敬意を表します。
午後からは近くの白雲館で開催されている知能に重い障害をもつ子どもの施設である「止揚学園」の皆さんの作品展を見せていただきました。多くの皆さんがかかわって５年の歳月をかけて制作された大作をはじめ、数多くの作品が展示されていました。
いま、障害をお持ちの皆さんを取り巻く環境は大変厳しいものがありますが、そうした社会情勢に負けないほどの情熱があふれる作品ばかりでした。５月１４日（木）まで開催されていますのでぜひお出かけください。
この地球に住む人間の能力は千差万別であり、生活態様も価値観も当然みんな違います。しかし、すべての人間の尊厳が守られ、幸せに暮らせる社会が本当に健全な社会であり、そうした社会を築くために神様が人間に与えてくれたのが英知です。
「弱肉強食」や「勝組・敗組」という言葉であらわされるような殺伐とした人間社会であっては決してならないと思いますし、すべての人が支えあって生きる社会の実現を心から望みます。
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５月９日（土）
日本人の新型インフルエンザの感染者がついに報告された。現時点では水際で止めたという状態であるが、人の動きを広範囲に制限することは難しく、やがてはパンデミックに近い状態になるのだろうと思う。これはもちろん想定内の話で、要は国民の健康被害をいかに最小限に食い止めるかである。
健康被害を最小限にとどめるためには、行政がその役割をしっかり果たし、一人一人の県民はマスク、うがい、手洗いなどの自分ですべきことをきちんとする。感染が広がった時は集会を自粛する、真に必要なとき以外には外出しないなど、守るべきことをしっかり守る、こうした積み重ねをすることでウイルスという目に見えない敵から社会を守ることができるのだと思う。
これは地球規模の戦いであり、この危機を世界全体で乗り切ることができれば、人類にとっても大きな自信になると思うし、新たな連帯強化につながるのではないか。
このウイルスとの戦いを機に、人類間の連帯が強まり、これまでのような争いがなくなることを期待するのは無理な話だろうか。自然破壊をはじめとして、この地球に一緒に住む人類にとっての共通の敵は何か、この際みんなでしっかり認識して行動することが必要だと思うが・・・
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５月８日（金）
連休明けの昨日と今日の二日間で要望などたくさんお聞きしましたので、昨日は市役所、今日は県庁で各課をまわっていると時間はあっという間に過ぎてしまいました。
要望をお聞きして処理していると、こちらもいろんなことが発見できますし、住民の皆さんのニーズを直接肌で感じるとることができます。これからも一生懸命いろんな方々のお話をお聞きしていきたいと思います。
さて、今日は午後６時から近江八幡市と安土町の第三回目の合併協議会が近江八幡市で開催されましたので、傍聴させていただきました。
今日は総務、生活環境、都市整備などの調整事項の審議で、市民バスの運航や近江八幡市で制定されている人権条例、男女共同参画条例などが今後どのように取り扱われていくのか、などについて質問が出されていました。
今日はこのあと市名の小委員会が開催されるそうで、５月２２日の第４回目の協議会で市名については最終決定されるようです。
前回の合併協議(破たん）の時には「安土八幡市」という市名で決定しましたが、今回はどのような方向になるのかわかりません。安土という名前は安土桃山時代といわれるように全国区であるのはわかりますが、近江八幡市という市名も誕生から５５年とはいえ重要文化的景観の八幡堀や西の湖で名を馳せ、また、近江商人や八幡商人といわれるような歴史的な背景もあります。
最初に織田信長が安土のまちをつくり、信長没後、安土の住民が移り住んで八幡のまちができたという歴史的な背景からみると安土が兄貴格になるということになりますが、いざ新市名を決めるとなれば、両市町の人口や財政規模などが大きく違うことから議論百出となるでしょう。今後、合併協議会でどのような結論が出されるのか、予測はつきません。
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５月６日（水）
 | | 勇壮な「足伏の走馬」です。多くの観客がシャッターチャンスを見逃すまいと必死です。 |
連休最後の振り替え休日となりました。高速道路では一律１０００円に割引ということで連休の間、多くの方が利用されましたが、各地で渋滞したため、テレビのインタビューでも賛否両論がありました。基本的に道路は国民の皆さんの共有財産です。個人用に利用するにしても、商業用に利用するにしてもその利益は国民の皆さんが等しく享受することが大切です。そういう意味でも高速道路の料金を無料化することの方がよいと思います。
さて、近江八幡では恒例の賀茂神社(近江八幡市加茂町）の「足伏の走馬」の儀式が行われ、私も参列しました。競馬の起源といわれるお祭りで、賀茂神社には競馬の騎手も多くお参りに来られるそうです。神社の馬場は勇壮な馬駆けを一目見ようと多くの観客でにぎわいました。
ここでもやはり地元の保存会の皆さんが大活躍をされています。「篠田の花火」もそうですが、伝統行事は後継者をしっかり作らないと守っていけません。自分たちの今の生活の基盤にある伝統に対して、若い人がしっかり関心をもっていただけるようにすることが私たちの使命と思い、しっかり働きかけをしていきたいと思います。
環境、自然、文化・芸術、歴史、これらはすべて私たちの宝です。しっかり子や孫に伝えていくのが今を生きる者の責任だと思います。
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５月５日（火）
 | | 今年度の決意を語るかだ由紀子知事です。 |
今日は「こどもの日」です。統計によると滋賀県の１５歳未満の子どもの数は全国で二位ということでけっこう頑張っています。出生率はもっと高くしないといけませんが、それには子育て環境を整えることが必要です。私も引き続き子育て環境日本一をめざして、乳幼児医療の充実をはじめ保育所の待機児童の解消などに向けてこれからも取り組んでいきます。
さて、今日は午前中旧西川家で「ひむれの里茶会」が開催され、出席させていただきました。茶会では京都の速水流宗家による「供茶」の儀式が執り行われ、近江商人の御仏前に供えられました。こうした儀式を見るにつけ、この近江八幡の発展に貢献された先人たちの力をひしひしと感じます。この力を今に生かし、ぜひともこの近江八幡から経済危機を脱したいと思います。
午後には大津市で開催された「かだ由紀子知事と語る会」に参加させていただきました。これまでの県政の取組や新年度予算について知事から報告があり、そのあと参加の県民の皆さんと交流をされました。今年度もRD最終処分場問題など課題は山積していますが、滋賀県の発展のため、県議会とも十分議論しながら頑張っていただきたいと思います。
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５月４日（月）
 | | 残念ながら最後の仕掛け花火の写真は撮れませんでした。代わりに１０号の打ち上げ花火をご紹介します。 |
今日は近江八幡の三大火まつりのフィナーレを飾る「篠田の花火」が開催されました。
太鼓が打ち鳴らされる中、打ち上げ花火や愛知県豊橋市の「三河伝統手筒花火」などが披露され、最後に篠田の花火保存会による硫黄板枠仕掛け花火「おくりびとー聖徳太子の歌」に点火されますと会場からは大歓声が上がりました。伝統行事とはいえ、毎年このように全国的にも有名な花火が続けられているのも、それを支える保存会の人たちのご苦労があればこそです。
花火サミットなどで交流のある静岡県、岐阜県、愛知県などの伝統花火の保存会の皆さんが応援に来られている姿を拝見し、先人から伝えられた文化をしっかり後世に伝えていきたいという心意気がひしひしと伝わってきました。本当に皆様お疲れ様でした。
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５月３日（日）
 | | 憲法記念日の今日、私の事務所周辺は相変わらず観光客でにぎわっています。資料館の前にある旧伴家には左義長保存会の皆さんのご努力で左義長の常設展示がされています。一度ご覧ください。 |
今日は憲法記念日であり、各地で講演会などが催されている。そうした中で、護憲派と改憲派がそれぞれ熾烈な論争を全国的に展開している。
改憲派の意見として現在の憲法は敗戦後に米国から押しつけられたものという主張があるが、果たしてそのことが改憲の必要性に結び付くのか。確かに明治憲法から第二次世界大戦の敗戦を受けて現在の憲法が制定されたのであるが、内容として立派なものであれば改正する必要はないと思う。実際、憲法改正の手続きには国会の議決にせよ、国民投票制度にせよ高いハードルが設けられているので改憲自体はそう簡単なものではない。
また、憲法第９条を中心に憲法解釈においても多くの議論があり、裁判所の判断や政府見解も絶対的なものとなっていないのも事実である。
ただ、「暮らしに憲法を生かす」という言葉があるように、私たちはこの最高法規である日本国憲法をもっと意識しながら自分たちの生活を見直す必要があると思う。
私は学生時代に憲法を学び、たとえば「すべて国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」という２５条の規定の解釈なども勉強したが、社会人になっていきなり、この２５条によって制定された生活保護法の仕事をするとは夢にも思っていなかった。実際に仕事をしているときには現実の困難な事象に追われて、その結果、憲法２５条の趣旨や生活保護法の意義についてゆっくり考えることができなかったが、今思えばもっと憲法の趣旨を考えながら仕事すればよかったと思うこともある。
今、この生活保護法の適用をめぐって多くの事件が起こり、また制度の在り方についての議論も頻繁になされている。
社会保障費の削減目的で老齢加算や母子加算が廃止されたり、不正受給事件の発生を理由に移送費の支給が抑制されるなど、本来の憲法２５条の趣旨に反する事象が起こっているのは大変残念である。とりわけ、今は派遣切りや雇い止めによる生活苦から生活保護申請に至るケースが多くあるが、福祉事務所によっては明確な理由もなく申請を受け付けないというようなことが決してあってはならない。
しっかり働いて納税していたものが、たまたま失業して雇用保険の適用もなくなり、また就職先もなく生活困窮すれば当然生活保護を受ける権利はある。生活保護などの生活保障を受けながら、就職そして自立に向かってもらうことが大切なのである。病気や加齢で働けなくなった場合も同様である。
老齢加算の廃止については現在裁判所でも憲法違反として争われており、今後の裁判所の判断も注目される。
憲法上の課題はまだまだ多くあるのだが、いずれにせよ憲法記念日を契機に国民の一人一人が憲法に関心を持って生活する習慣を身につけられることを期待します。
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５月２日（土）
 | | 本文とは関係ありませんが、昨日の「ぼたん桜」のアップです。ご覧ください。 |
今日から５連休という人も多いのだろう。近江八幡市の観光の中心である八幡堀や水郷地帯はお天気にも恵まれて多くの人でにぎわっている。とりわけ、和船で西の湖を遊覧する「水郷めぐり」は人気の観光メニューである。
いつも交通渋滞が懸念されるのだが、一方通行規制などで昨年よりは緩和されている様子である。観光振興はそこで生活している者にとっては迷惑な部分もあるだろうが、市の活性化という面もあるのでそれぞれ工夫しながら両立を図りたい。
さて、世界中に不安を与えている新型インフルエンザについては日本で感染者第一号がいつ出るのか、一喜一憂してところであり、テレビで横浜市の高校長が生徒のシロ判定で涙を流す場面が放映されたのは、まさにそのことを象徴している出来事である。
今は水際作戦に全力を尽くしているが、専門家の話を聞いてもやがては上陸するだろうし、特に今の時期もさることながら、今年の秋から冬の流行も警戒しなければならない。
万全な備えや予防策、正確な情報・知識、冷静な行動など国民に求められる課題は多いのだが、いつも心配されるのは独居老人や障がい者などの社会的弱者への被害が甚大になることである。とりわけ、この時期は雇用情勢も悪く、必要なものを準備することができない人もいる。
今日は地元の社会福祉協議会など地域福祉を担う団体の総会があって、そのときのあいさつでも申しあげたのだが、こうした社会的な弱者をいかに地域力で守っていくのかが大切だと思う。パンデミックの状態になれば外出が制限され、２週間ぐらいは外へ出られない状況も想定されるとすれば、自力で対応できない人は必ず出てくる。
自助、公助、共助のうちの「共助」が十分機能するように自治会や民生委員、日赤奉仕団の皆さんなど地域福祉を支えるマンパワーに大いに期待するとともに、行政の体制整備にも万全を期したいと思う。
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５月１日(金）
 | | 子どもが小さいとき植えたぼたん桜がきれいに咲いていました。 |
早いところでは４月２９日から大型連休が始まっている企業もあるのでしょうが、新型インフルエンザの大流行への不安や雇用情勢の悪化などで日本列島全体が沈んでいる感じになっているのは確かです。インフルエンザの罹患が伝えられると、新型か季節性かと一喜一憂しなければならないのは今の時期やむを得ないのかもしれません。
ドラッグストアーではマスクが売り切れという店もあるようで、これから様々な形で生活に影響が出てくると思います。経済に対する影響もあらゆる場面で表れてきます。
何とか最小限の影響で速やかに終息するよう願うばかりです。
さて、今日から５月が始まります。所要もあったので永源寺方面へ出かけたついでに子どもが小さい時に植えた桜の木を見に行きましたところ、きれいに咲いていました。子ども自身はあまり覚えていないのでしょうが、親としては子どもの成長とダブってとてもうれしい風景でした。こうした記念植樹はしておいてよかったと思います。
夕方までには近江八幡へ戻り、中小企業で働く若い人たちと食事をしながら話す機会があったのでその時の話題をいくつか紹介します。
どこでもそうなのでしょうが、厳しい雇用情勢の中で雇用を打ち切られた友達がいるということで、やはり将来に対する漠然とした不安が皆にあるようです。
次に、組織の中で働いていると上司との関係で理不尽なことに遭遇するということです。これは誰でも経験することですが、本当に理不尽な場合と本人が理不尽と思っているが職務上の指導の範囲であって決して理不尽と言えるものではないということもあるでしょう。しかしながら、職場でのセクハラやパワハラが横行してるケースも実際あるので人事労務の担当者は十分対応策を講じないとその企業にとって必要な人材が失われるケースも出てくるのでしょう。今の時代は賃金引き上げどころか雇用の確保もままならない時代であり、こうした課題が潜在化してしまう可能性が十分あります。どんな時代でも声を上げるべき時は声を上げないと人の尊厳は守れません。泣き寝入りは決してしてはいけません。
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