近況報告9月1日〜

9月30日(木)
9月定例議会一般質問。
 今日は一般質問3日目。トップバッターで「地域医療再生について」と「内湖再生について」質問しました。
 地域医療再生計画は50億円を投じて県、湖東、湖北、東近江の3医療圏域で医師確保、救急医療体制、地域連携などをテーマに施策を講じるものです。
 東近江では25年度に整備される東近江総合医療センターなどを中心に事業が行われます。しかし、公立病院中心の投資になっているとの批判が民間病院から出ています。
 地域医療体制は公立病院だけでは対応できません。この点の指摘をさせていただきました。
 とにかく、官民一体となって、この計画を医療分野における「新しい公共」のモデルにしたいと思います。


9月29日(水)
 今日は一般質問二日目です。わが会派からは米原市の西川議員がシルク事業などについて質問しました。
 この事業は担当職員が他の汚職事件で逮捕され、事業の行方が心配されています。
企業誘致が大きな課題であり、担当職員の奮起を期待します。
 議会終了後は自治労の学習会に参加し、県政の課題などについて意見表明をさせていただきました。
 あの厳しい暑さから一転して、深まりゆく秋という感じです。
明日の三日目はトップバッターで一般質問をします。


9月28日(火)
 今日から一般質問が始まりました。注目の話題は関西広域連合あるいは関連するドクターヘリの共同運航問題などです。
 わが会派からは辻孝太郎議員が芹谷ダム問題について、成田議員が環境問題と防災問題を取り上げました。
 二人は辻議員が60歳代、成田議員は30歳代でかなり年の開きがありますが、それぞれの持ち味を生かした抜群の質問でした。
 辻議員は最後まで原稿なしで知事の貴重な答弁を引き出しましたし、成田議員は得意分野の環境・防災問題を先進事例を紹介しながら、理路整然と質問しました。
 私も、30日に「地域医療再生計画」と「内湖の再生計画をテーマに一般質問をします。
 二つの計画が意義あるものとして実現できるように、しっかり当局の答弁を求めていきたいと思います。


9月26日(日)
 今日は日曜日ということで敬老会や知人関係の結婚式に出席するなどで一日を終わりました。 
 今はどこへ行っても尖閣諸島をめぐる問題に話題が及びます。
日本が船長を釈放したことに対する批判あるいは弱腰外交という言葉が飛び交っていますが、冷静に見つめるべきだという意見もあります。
 今の中国の対応というのは極めて意図的というか、今後の日本との関係を見据えた戦略的なにおいがかなりします。
 私自身、今この時期に釈放するのか、という思いはあります。中国は増大してきた軍事力を背景に外交の主導権を握る、そして、この事件を契機に国民の愛国心をあおり、社会不安に対する不満を反日に向けることにより解消するというような意図が透けて見える感じもします。
 国際社会からみても冷静な判断が求められるのですが、これが中国のやり方ということなのでしょう。日本は仮に船長を釈放するとしても、国際社会が日本人4人の拘留などの報復措置と思われるような行為に対する非難をするなど、世界の動向を見極めたうえで判断をすべきだったのかも知れません。
 しかし、領土問題というのは歴史的な経過があり、客観的な真実というのは求めにくい問題だと思います。尖閣諸島において領土問題は存在しない、日米安保条約に基づき紛争が起これば米の軍事力が投入されるというのは日本の認識です。
 しかし、中国はそうと理解していない。領土問題はありとあらゆる場面でそれぞれが自国の主張をし、話し合いで解決できないものは武力で白黒をつけるいうのが人類の歴史となっています。
 この問題でお互いが自己主張を続けていけば最悪のシナリオも見えてきます。そのことは両国の国民にとって不幸につながります。
 国連など第三者を含めた話し合いの場を早急に作ることが必要だと思います。


9月25日(土)
連合滋賀の研修会であいさつをされる中村会長。
 新たな福祉社会「働くことを軸とする安心社会」。
このテーマで今日は連合滋賀の研修会が開催され、私も参加してきました。
 「年齢や性別を問わず、あるいは様々な障がいの有無にかかわらず、誰もが働き、つながることができる仕組みを作り出していくことが大切である。
 このことにより社会は活力を増し、経済成長にもはずみが生まれる。」とあらためて確認しました。
 さて、あらためてこれまでの社会状況をみてみると、それぞれの時代において様々な課題はあったものの、社会や職場のきずなというのはもっと濃密であったと感じています。(これは私の私見です)
 労働運動の成果も当然あって、こつこつ働き、努力していけば生活も良くなっていくという実感があったと思います。職場の雰囲気も今よりは良かったのではないか。
 これが大きく崩れたのが小泉政権下で進められた市場第一主義への政策転換であり、働き方の多様性という甘い言葉で進められた派遣労働でなかったのか、と感じています。
 こうした人と人のきずなを分断する政策が進められて、社会が殺伐としてきた、また、人の尊厳が失われたり、傷つけられたりする社会に変わってきました。
 こうした閉塞感を打ち破るため、国民の皆さんは政権交代を求めて、それが実現したわけですが、一年たって批判ばかりが目立っています。
 もちろん新政権の未熟さというのはあるかもしれませんが、社会の仕組みを変えるというのは一朝一夕にできることではありません。
 しかし、次の総選挙まで限られた時間しかありません。残された3年間ですべてが変わるというわけではありませんが、要は方向性をしっかり示せるかということです。
 今の中国問題も与野党含めて非難の嵐ですが、冷静に見ていくことが必要だと思っています。


9月24日(金)
民家を活用した「しが盲ろう者友の会」の事務所です。地域社会との交流が深まることを期待しています。
 今日は市内にあるNPO法人「しが盲ろう者友の会」の事務所を民主党・県民ネットワークの中沢、江畑両議員とともに訪問させていただき、友の会の活動状況や要望などについてお聞きしました。
 県内におられる盲ろう者の数はおよそ20名あまりですが、視覚と聴覚に重複して障害があるため、外出にも制限があり、また家族や社会とのコミュニケーションもうまくいかないという現状があるとのことです。
 こうした中でおよそ10年前に「しが盲ろう者友の会」が設立され、家族や支援者の皆さんとともに盲ろう者の福祉向上や自立、社会参加支援の活動をされています。
 現在では県の委託も受け、通訳・介助者派遣事業や生活訓練事業、相談事業などを行っておられます。
 事務所は空き民家を活用したものですが、手作りのスロープが設置されるなど、支援者のまごころや熱意を感じる雰囲気でした。
 当然のことながら、盲ろう者お一人お一人の障がいの状況が同じものではないため、支援の方法もそれぞれ違い、きめ細かい支援が必要になります。
 しかし、外へ出て多くの人に出会い、コミュニケーションを図りながら、就労も含めた社会参加をすることは大きな喜びと生きがいになります。
 地域社会や他の障がい者団体との交流を深めるなど、取り組むべき課題も多くありますが、こうした活動が広く社会に啓発され、支援されるみなさんの輪が広がることを大いに期待しています。
 私たちも今後、政調会活動などで要望事項などをしっかりお聞きし、県政や国政につないでいきたいと思います。


9月22日(水)
 今日は9月県議会代表質問がありました。代表質問ができるのは自民党と民主党の2会派です。
 民主党・県民ネットワークは愛荘町選出の西沢議員が代表質問に立ちました。
嘉田県政の2期目の課題、基本構想、新成長戦略、関西広域連合、県立高校の再編計画など喫緊の課題について質問がありました。
 県立高校の再編問題につきましては県民のみなさんの関心も高く、統廃合の可能性のある高校については地元の自治会から存続の要望も出ています。
 もちろん財政上の課題はありますが、高校の統廃合は地域にとってはまちの活性化を左右する重大な関心事です。
 今後、教育委員会が再編計画を策定する中で地域の状況はしっかり検討の軸に据えてほしいと思います。


9月20日(月)
地元自治会の敬老会ではコーラスグループの皆さんがお年寄りの皆さんのために「日本の四季の歌」をご披露いただきました。
 今日は「敬老の日」です。
 新聞報道によると65歳以上の高齢者人口は3千万人近くの約23パーセントになり、80歳以上は8百万人を超えました。
 100歳以上は約4万4千人で、滋賀県でも300人近くになります。近江八幡市の100歳以上は28名だそうです。あるテレビ番組の人口推計では2055年に100歳以上は60万人を超えるそうです。
 まさに長寿社会ですが、長寿の秘訣は果たしてあるのか。
今日のテレビ放送で長寿遺伝子があるという話がありました。これはだれにもある遺伝子で努力すれば活性化できるということでした。
 要は体力に合った運動を毎日すること、食事は腹八分でよくかむこと、そして趣味や目的を持って楽しく暮らすことだそうです。これって結局は成人病予防と同じ方法です。薬を使うとかの方法でなく、50歳を超えればこうした地道な努力をして、欲求を抑えて自己管理をすれば長生きできるという結論です。
 今日は数か所で敬老会にご招待をいただき、こうしたお話をさせていただきました。
100歳を心身ともに元気で迎えられるのはだれもが願う理想の姿です。
 ぜひ、私も実行しようと自戒気味に思いました。
 今日も多くのお年寄りの方々とお出会いすることができました。皆さまのご健康とご長寿をお祈りいたします。


9月19日(日)
灯りで照らされた白雲橋付近の八幡堀です。
 3連休の中日ということもあって、近江八幡には多くの観光客が訪れています。
特に、夕方からは「八幡堀まつり」でにぎわい、灯りによる幻想的な景色は感動を呼んでいます。
 このまつりも多くのボランティアの方々に支えられて年々訪れる人が増えています。
まちなかに配置された灯りの数もおそらく過去最高だと思います。
 ゆく夏を惜しみ、秋の訪れを感じる絶好の機会となりました。
観光ボランティア協会の皆さんは昔懐かしい紙芝居を演じられていました。昨日に続き本当にお疲れさまでした。
 あまりうまく撮れていませんが、「灯り」で浮かび上がる八幡堀の夜景をご紹介します。


9月18日(土)
 近江八幡出身の国学者「伴高蹊」に扮して行列に参加させていただきました。
となりは「京極高次」役の若者です。
 朝から地元岡山小学校の運動会に出席したあと、介護関係の相談で市内を数か所まわりました。
 午後は、10数年ぶりに開催される「八幡今昔」という仮装行列に参加しました。
八幡とゆかりのある歴史上の人物に市民の皆さんが扮して市内を行列するもので、近江兄弟社高校のブラスバンド部や八幡中学校の生徒の皆さんも協力されました。
 特にご苦労いただいたのは資料館長はじめ資料館友の会あるいは観光ボランティア協会の皆さんでした。手作りの衣装など、大変だったと思いますが、おかげさまでお天気にも恵まれ大成功でした。
 すべての参加者がこの町を愛し、愛着を持って暮らしていこうという気持ちを持っておられるのだと思います。
 この熱意をぜひとも次の世代にもつなげていきたいと思います。そして、ご協力いただいた中学生や高校生の皆さんの記憶にもしっかり残ってほしいと思いました。
 ちなみに、私は近江八幡の国学者「伴高蹊」のお役をいただきました。
夜は、観光物産協会主催による「八幡堀まつり」が行われ、多くの皆さんが「灯り」で幻想的にライトアップされた八幡堀の景色を楽しまれました。
 八幡堀まつりは明日の夜も行われます。ぜひともお越しください。


9月17日(金)
 市内の県立高校の施設改善について様々要望を受けておりまして、今日は現地確認などで高校をまわらせていただきました。
 多くは保護者の方々やPTAの役員の皆さんからいただいている要望です。
さて、高校といえばこの4月から授業料の無償化が始まり、高校進学率が10割近くになっている現状から義務教育化も視野に入ってきました。
 今、滋賀県では検討委員会や審議会の答申を受け、県立高校の再編計画に取り組もうとしています。
 説明会なども開催されていますが、賛否について多くの議論があります。学級数の問題や職業科の統廃合など、課題は多くありますが、要は運営の効率化、地域における県立高校の役割、高校教育の在り方など、どのように調整するかということです。
 これから具体的な検討に入り、県議会でも多くの議論がなされることと思いますが、滋賀県における有為な人材の育成、学ぶ機会の公平な確保など、県立高校の設立趣旨をしっかり踏まえた議論をすることが必要です。決して財政問題や効率化だけが先行することがないようにしなければなりません。
 併せて、昨今問題提起がなされている在住外国人の高校進学問題についても検討していきたいと思います。


9月16日(木)
 今日から9月定例県議会が始まります。
嘉田知事再選後の初議会ということで所信表明がされましたが、県職員の不祥事が続くなかで、お詫びで始まる2期目の所信表明となりました。
 もちろんトップとしての監督責任は問われるのですが、苦い思いをしながらのスタートだったと思います。やはりこれまでの再発防止策が十分でなかったということは確かであり、このことを真摯に受け止めることが必要です。
 かつて、コンプライアンス制度の導入を本会議で提案しましたが、弁護士などの助言で対応できると、当時の総務部長にかわされてしまいました。
 しかし、組織として位置づけをしないと実効性は担保できません。
公益通報制度も弁護士が窓口となっているようですが、外にある弁護士事務所に訴えていくのは難しいかもしれません。
 私はコンプライアンス室を設けて法令順守のための相談活動などに専門知識をもった人材を配置することが必要だと思います。昨今、優秀な弁護士であっても活躍する場所が少なくなっているような社会状況もあり、弁護士会に依頼すれば適材と思われる人もあると思います。これだけ大きな組織を運営するのに明確な法務担当の部署がないのはむしろ不思議かもしれません。
 また、職員同士でけん制し合うことや複数担当制などを明確にすること、一人に事務を集中させないことなど、身近な執行体制の中でも公正さを保てるように工夫することも必要です。
 嘉田知事にとっては厳しい環境でのスタートとなりましたが、知事選で県民のみなさんから寄せられた大きな期待を実現するため、これから4年間の任期の間、頑張ってほしいと思います。
 9月議会は近畿の府県で同時提案された(仮称)関西広域連合が大きな議案です。
私の所属する総務・政策常任委員会でも関連予算を審議することとなっていますが、地域主権の突破口となることが期待される議案でもあり、しっかり審査したいと思います。


9月14日(火)
討論集会であいさつをされる中村連合会長。
 午前中、共同作業所の訪問や下水道整備にかかるご相談を受けるなど、市内各所をまわりました。
 午後には守山市へ移動し、連合滋賀の政策・制度要求討論集会に参加、雇用・景気対策や社会保障制度など多岐にわたって意見交換をしました。
 地方交付税の確保などの財源問題や地域主権確立などの課題に取り組みながら、低成長の時代にいかに知恵を絞りながら、県民のみなさんの生活を守っていくのか、働く仲間の組織である連合滋賀にとっても重要な目標です。
 要求の中には介護職場では働く人の待遇改善策も含まれています。今後も意見集約を繰り返しながら、12月には知事に対して要求書を提出していく予定です。
 さて、今日は注目の民主党代表選挙が行われる臨時党大会が東京で開催されました。
結果は報道でご承知の通り、国会議員票は僅差でしたが、党員・サポーター票、地方議員票では菅総理が圧倒しました。
 2週間にわたる熾烈な代表選挙についての評価は様々あるでしょうが、一年間に3人もの総理が変わるということは避けられ、大多数の国民の皆さんの思いに合致する結果となったことは歓迎すべきことです。
 菅総理の評価をするのはこれからです。民主党としても今日からノーサイドで挙党一致の執行体制を作り上げ、「国民の生活が第一」の政治を進めていかねばなりません。
 敗れた小沢前幹事長も「一兵卒として民主党政権の成功に向けて頑張る」というコメントをされました。
 新たなスタートにあたり、身も心も引き締め、国民のみなさんのご期待を現実のものにしていきます。


9月13日(月)
 今日は終日県庁で要望事項の処理、会派会議などで過ごしました。また、地元の方と河川管理などの要望で国の機関などをまわりました。
 明日の民主党代表選挙を控えて、報道の皆さんは最後の情勢分析に余念がないといった感じで会派控室に頻繁に出入りされているようです。
 党員・サポーターや地方議員の投票は終わり、明日の国会議員による投票で新代表が決まります。
 どちらかの候補に当然決まりますが、それぞれに違った課題があると報道は伝えています。いずれにせよ選挙が終わればノーサイド・挙党一致で雇用経済対策など国民の皆さんが求めておられる政策推進に邁進してほしいと思います。
 この代表選挙の間、政治空白はなかったものと固く信じていますが、国民の皆さんには違った風に見えていたかも知れません。
 誰もが様々な選択肢から一番ベストな選択肢を選んで前に進んでいるわけですが、政治は結果が全てであり、政権党は結果責任を問われます。
 そうした状況下で政権党として常に過半数を維持していくことのむずかしさをつくづく感じていますが、決して結果に対して言い訳をするのでなく、徹底した情報公開と説明責任を果たしていくことが重要な行動指針だと思います。


9月12日(日)
昭和50年前後に青年会議所のメンバーを中心にして市民の皆さんが残した近江八幡の財産である「八幡堀」の風景です。美しいですね。
 近江八幡市で日本青年会議所滋賀ブロック協議会の会員大会が開催され、来賓として出席させていただく。
 青年会議所は全国組織であり、各地でまちづくりやボランティア活動などをされている。若い経済人が中心で、会員は40歳以下という年齢制限がある。
 国会議員も多く出席されたが、ほとんどがOBか現会員のようです。青年会議所の活動はまちづくりや地域活性化のための人材育成の場となっているということなのでしょう。大会では会員のみなさんが元気いっぱいに活動報告をされていました。
 さて、青年会議所といえば近江八幡市では八幡堀の再生や西の湖の保全などの活動が印象的です。
 かつて、埋め立て計画が進められていた八幡堀を現在の形に残し、近江八幡の観光の中心になっていることは周知のことです。この活動の中心となったのが当時の青年会議所のメンバーでした。水郷めぐりでにぎわう西の湖も土地改良事業で埋め立てられる予定のエリアが現在の形に残っています。
 若い人たちの活動はともすれば行政や既存の考え方にとらわれる人たちと衝突することが多いのではないかと思われますが、そうしたことに決してひるまず、自分達の将来の姿をしっかり描いて今後も活動されますよう期待しています。


9月11日(土)
 今日は地元岡山学区で戦没者追悼法要が行われ、参列しました。
この慰霊祭は社会福祉協議会や遺族会の皆さんを中心にして学区の各種団体が全員参加して毎年開催されているもので、学区出身の戦没者の慰霊をするとともに、学区民がともに平和への誓いを行っています。
 戦後65年を経て戦争を知る世代が少なくなり、遺族の皆さんも高齢化しています。
しかし、悲惨な過去の歴史を風化させてはいけません。日本は被爆国という悲しい歴史を背負っており、また、戦闘員、非戦闘員を問わず多くの人々が先の大戦で犠牲になっています。まさに、真の平和実現に向けて次の世代に引き継いでいく責務があります。
 こうした地道な取り組みを継続していく中で、核廃絶など世界の恒久平和実現に一歩一歩近づくことを願っています。
 参加者のみなさん、残暑厳しいなか、お疲れ様でした。


9月10日(金)
 今日は地域医療再生計画に関連して、医療関係の皆さんからご意見をお聞きしてきました。 
 滋賀県では東近江医療圏域並びに湖北医療圏域において地域医療再生計画を4年間で取り組みます。予算総額はそれぞれ約25億円で22年度から25年度にわたって実施されます。
 その内、医療従事者の確保など県全体に及ぶものは県で実施し、それぞれの医療圏域にかかわるものは各自治体病院を中心にして医師会や私立病院とも連携して、直面する地域医療の課題解決に取り組もうとするものです。
 東近江医療圏域にかかわらず医師確保や小児科や産婦人科などの周産期医療の充実は全県的な課題です。
 今始まったばかりで計画もこれから変更されることも想定されますが、この種の計画は自治体間の予算獲得競争になったり、それぞれの立場ばかりが主張されることも危惧されます。
 東近江医療圏域では東近江市の蒲生病院や能登川病院、そして旧国立病院などの再編問題があり、また医療圏域における救急体制確保など喫緊の課題もあります。
 しかし、まずしなければならないのは現状において各医療機関がそれぞれどのような役割を果たしているのか、またそれぞれの地域医療の現状について十分検証することだと思います。
 現在ある施設で対応できる課題を新たな施設整備で対応したりすれば税金の無駄遣いにもなります。
 医療崩壊に対応するという総論のもとに、効果があまり期待できないような施策が進められることがないように、行政、病院関係者などが公私の垣根を越えてしっかり議論してほしいと思います。私も、議会の中で課題について議論していきます。


9月9日(木)
招待を受け、和船に乗り組む参加者の皆さん。
いってらっしゃい〜
 昨日の台風の影響による風雨がうそのように、さわやかな秋晴れの日となりました。
今日は北之庄町にある近江八幡和船観光協同組合さんの主催による福祉招待の水郷めぐりが行われ、福祉施設の関係者の皆さんが秋の水郷の景色を楽しまれました。
 私も激励のため参加させていただき、多くの皆さんにお出会いさせていただきました。
 障がいをお持ちの皆さんや高齢者の方々は日頃こうした機会が少ないだろうということで毎年行われている招待事業であり、参加者は絶好のコンディションの中で「秋の水郷めぐり」を満喫されました。主催者の皆さん、そして参加者の皆さんご苦労様でした。
 午後は会派の会議で大津市へ移動し、9月定例会への対応やローカルマニフェストなどについて協議しました。
 会議の合間を縫って代表選挙に関する報道機関の取材があり、会派控室は記者さんの姿が目立ちました。
 私の基本的な考え方はこれまでも近況報告で申し上げてきましたが、二人の候補の政策を十分検証したうえで、ご支援を受けている皆さんや関係団体のご意見も参考にして、最終の結論を出していきます。
 いずれにせよ代表選挙が終わればノーサイドで挙党一致内閣が発足し、景気・雇用対策をはじめ「国民の生活が第一」の政治が強力に進められることを期待します。
 私も県政の中で地域主権の一層の確立をめざしながら、モットーである「生活第一主義」を貫いていきます。


9月7日(火)
 「団塊世代が75歳になりきる2025年には、現在の2倍の介護職員が必要といわれる。」という書き出しで始まる記事が今日付けの読売新聞「社会保障安心」欄に掲載されていました。
 記事によりますと介護職員数と労働力人口に占める割合は2007年に117万人1.8パーセントだったものが2025年には212万人〜255万人、率では3.4パーセント〜4.4パーセントになるというものです。
 こうした介護現場の人材確保のためには給与改善などが必要ですが、併せて専門性を高めることも必要です。記事の見出しにあるように「介護人材 量と質を追求」することが重要になってきます。
 記事の紹介も兼ねて今日は市内の特別養護老人ホームで現状調査と意見交換をさせていただきました。
 人材確保については相当苦労されているようでした。介護雇用プログラムを活用して働きながら資格取得を目指している職員もおられますが、一方、新卒の方の求人に対する応募は就職説明会などに参加したけれど全くなかったということでした。
 専門性が求められ、また夜勤などもある厳しい環境の職場であるにもかかわらず、それに見合う給与体系となっていないのが現状です。
 これまで介護報酬改定や介護職員の賃金を引き上げる交付金制度も導入されましたが、民主党が掲げた衆議院選挙公約の「介護労働者の賃金4万円アップ」実現のためには財源確保などさらなる努力が必要です。
 この特別養護老人ホームではもちろんショートスティーやディーサービスの事業もしていますが、人件費は給食などの委託分も含めて7割に及ぶということでした。
 入所者が長期入院などすると部屋は空けたまま介護報酬は全く入らなくなる、あるいは入所者の経済的な理由で負担分の減免をしても公的な補てんが十分行われないなどの課題もお聞きしました。
昨年、介護職員の方々の研修会でお聞きした樋口恵子さんの講演で「介護するものが幸せでなければ介護されるものも幸せになれない」という趣旨のお話をされたことをあらためて思い起こしました。
 介護報酬引き上げや交付金制度のなど財源確保はもとより、たちまち取り組まなければならないのは介護職員の賃金水準をその労働に見合ったものに確定することだと思います。
 私たちは今、公契約法や公契約条例の制定運動に取り組んでいます。これは公務員、非公務員にかかわらず、あらゆる公共サービスを担う職場で働く人々の賃金水準を法や条例で守り、公共サービスの質を確保しようとするものです。
 こうした観点からも介護職場で働く人たちの賃金改善にこれからも取り組んでいきたいと思います。


9月6日(月)
 秋風が一向に感じられず、毎日厳しい暑さが続いています。
民主党の代表選挙も過熱気味で郵便物も多く届いていますし、市内などでお出会いする方々からもお忙しいでしょうね、と声をかけられます。
 公職選挙法に基づく国政選挙などとは違うルールの選挙なので対応に戸惑うことが多いのですが、代表選にかかる情報交換などは別として、私たちは粛々と県民の皆さんのために平常の議員活動を続けているということです。
 今日もお聞きしている要望を実現するため、関係機関をまわりました。
最近、交通事故による死亡が増えています。このままいくと滋賀県ではワースト記録となることも懸念されます。
 というわけで、信号など交通安全施設の整備や道路改良の要望も多くなっています。
 交通安全施設の整備はもちろん重要ですが、交通マナーの向上もさらに重要です。
 最近、市内を走っていると特に無謀運転が目立つような気がします。バイクや自転車に至っては自由に走りまわっているという感じで、いくら前方を注意しても避けられない事故も起こるのではないかと心配されます。
 見通しの悪い交差点で突然自転車が飛び出してくるという光景を何度も見ましたし、バイクが自動車の横を猛スピードで通り抜けていくという経験も多くの人がされていると思います。
 最近は自転車と歩行者間の死傷事故も多発しています。私も最近大阪の歩道を歩いていて猛スピードの自転車と衝突しかけてひやっとしました。
 無灯火で携帯をかけながらという若者でした。交通安全教育の重要性を特に強く感じる今日この頃です。事故発生後の補償能力の問題等ありますので政策課題の一つとして取り組んでいきたいと思います。


9月5日(日)
はしご車による救助訓練の様子。
 毎日厳しい暑さが続きます。
 恒例の市防災訓練が安土町を中心に行われ、参加しました。
メニューは昨年とほぼ同様ですが、こうした訓練は反復することも重要です。有事のために住民のみなさんの防災意識が確立されるように今後もしっかり継続して行かねばなりません。今日は県の防災訓練と重なったため、防災ヘリの登場は有りませんでしたが、倒壊家屋からの救出方法など消防職員による指導が細かく行われました。
 そのあとは同じく安土町で行われた人権フェスティバルに参加しました。昨年は人権センターで開催されましたが、合併後ということもあって今年は安土町での開催になりました。
 国際色豊かな食品バザーなど大変楽しませていただきました。併せて、人権啓発の展示や講演会などが行われ、猛暑の中でしたが、多くの市民の皆さんが参加されていました。
 夕方からは学校整備の要望をお聞きするなど、あわただしい日曜日となりました。
 さて、民主党代表選挙は大阪で立会演説会が開かれるなど、国民のみなさんの注目も高まってきました。世論調査は菅総理優位のようですが、小沢氏の行動力に対する期待感も有るようです。土日に世論調査をする報道機関もありますので、有権者の判断に注目していきたいと思います。


9月3日(金)
平松大阪市長の挨拶の中で関西州を主張する橋本知事に対する批判が随所に感じられました。
 今日は民主党近畿ブロック地方議員研修会が大阪で開催され出席しました。
研修テーマは地域主権の確立並びに関西広域連合についてでした。
 関西広域連合については規約案が各府県で議会に提案されるため活発な意見交換がされました。
 争点はなぜ広域連合なのか、広域連携ではいけないのかという点でありました。
私は地域主権を進める中で、国の権限移譲や財源移譲の受け皿となる広域連合に注目しています。細部の議論は今後も必要ですが、この点を明確にしていきたいと思います。
この研修会では平松大阪市長が来賓として挨拶され、橋本知事との様々な論争(確執?)についても言及されました。
 府知事と政令指定都市の市長との関係は微妙なものがあります。二重行政という批判もあるわけで今後地域主権確立の議論をしていくうえで大きな論点になるかもしれません。それぞれの今後の発言を注意深く見守っていきたいと思います。


9月2日(木)
 午前中は9月県議会の提出案件の説明を受け、午後は知事との政策懇談会に臨む。
今議会の大きなテーマは再選された知事の所信表明、そして(仮称)関西広域連合関連議案である。
 私も、前年度は特別委員会で多くの意見を述べさせていただいたが、要するに広域連合という特別地方公共団体を作って取り組まなければならない課題か、それとも広域連携で十分対応可能か、ということになる。
 これまで議員は一部事務組合の例など見聞きしているので、どうしても慎重になるのかもしれない。
 各論においては課題もあるが、関係府県でしっかり連携することは必要なことでもある。しかし、費用対効果をしっかり県民に示すことも必要である。
 地域主権が叫ばれる中、国の出先機関の権限や財源の受け皿は当然必要であり、この(仮称)関西広域連合がその第一号となるのであれば積極的に取り組む意義は大いにある。
 これを機会に道州制に向かうのか、それとも課題別の広域連携にとどまるのか、これは住民の皆さんも巻き込んでしっかり議論をすればいい。


9月1日(水)
外務大臣政務官室で徳永参議院議員から日本外交の現状についてお話を伺う。
 土地改良事業に関連して民主党幹事長室並びに関係議員に要望のため上京する。
おりしも民主党代表選挙の告示日であったため、議員会館周辺は大変あわただしかった。
 いよいよ代表選挙がスタートして本格的な論戦が始まる。昨日までは、無投票で菅総理が再選されるのか、という流れもあったが、一夜明けて一挙に選挙戦に突入した。
 菅総理か、小沢前幹事長か、日本中が注目する闘いが始まったのであるが、選挙をする以上、しっかり政策論争をしてほしい。
 それぞれの考える日本の将来の姿、円高などによって混迷する経済をどう立て直すのか、消費税増税に対する考え、マニフェストの実現方法など国民の皆さんにわかりやすく示してほしい。
 重ねて、代表選挙後は挙党一致内閣を確立して、国民の皆さんの信を得られる政権運営を実現してほしい。
 要望活動が終了後、外務大臣政務官である徳永久志参議院議員に面会する時間をいただいたので、普天間基地問題や喫緊の外交課題、特にアジア、中近東情勢についてお聞きすることができた。
 普天間基地問題は今回の代表選挙でも争点の一つになっているが、外交防衛上は県外移設はかなり困難な情勢になっている。
 沖縄県民の理解を得て、その負担を軽減することを第一義にして、日米合意し、アジアの安全保障をいかにして確立するのか、その前途は誠に厳しいが、知恵を絞り汗を流すことが必要だ。


   
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近況報告4月1日〜
近況報告3月1日〜
近況報告2月1日〜
近況報告2009年1月1日〜
近況報告12月1日〜
近況報告11月1日〜
近況報告10月1日〜
近況報告9月1日〜
近況報告8月1日〜
近況報告7月1日〜