近況報告8月1日〜

8月7日(木)
 今日は県会議員の有志でダム問題の研修会を開催する。今、滋賀県では国営の大戸川ダムや丹生ダム、県営の芹谷ダム、北川第1、第2ダムなど治水対策のあり方が大きな争点となっている。大戸川ダムについては淀川水系流域委員会と国土交通省近畿地方整備局が対立したが、国土交通省は流域委員会の意見を無視してダム建設を強行しようとしている。流域委員会が地整局長に面会を求めても会おうともしないのが現状だ。
 こうした状況の中で、流域委員会は税金を使わず、まさに手弁当で会合を続けているが、自ら諮問した委員会に対するこうした国土交通省の態度は極めて異常である。平成9年の河川法改正の趣旨が生かされず、ダムありきで突き進む今の国土交通省の態度に対しては疑問を抱かざるを得ない。
 ダムに代わる流域治水対策を早急に構築して、どちらが流域住民にとって良いのか、判断できる材料を示して公正公平な決断を下さなければならない。
 先般、河川計画に対する26市町の意見が提出され、意見の概要が新聞報道されているが、内容の分析についても正確にされるよう、必要があればヒヤリングもすべきと思う。
 26市町の意見についてはもちろん首長や議会の意向を踏まえたものとなっているのだろうが、住民など行政以外の意見を取り入れたものはどの程度あるのだろうか。
 首長や議会はもちろん住民の代表ではあるが、決して住民は白紙委任したのではない、ということは考えてほしい。


8月6日(水)
 今日は広島に原爆投下されてから63年目の「原爆の日」である。
日本各地で黙とうがささげられたことと思う。私も市内の集会で平和への思いを語らせていただいた。歳月が経つにつれてこの悲惨な体験を後世に伝えてくれる人が少なくなり、戦争体験や平和への思いが風化していくことが心配される。
 太平洋上の島や中国などの大陸各地、そして沖縄はじめ広島、長崎、首都東京など日本国内でも多くの戦争を取り巻く悲惨な歴史が残っている。
 このことを子どもたちにしっかり伝えていく責任が今を生きる私達にある。
かく言う私も戦争の経験や戦後の苦しい生活を知らない戦後生まれのいわゆる「戦争を知らない世代」である。両親からは戦争にかかわるいろんな話を聞かされてきたが、召集令状で従軍した父はすでに他界してから20年以上経つし、母も最近は戦前戦中のことを語ることは少なくなった。
 平和というものは水や空気と同じで、その恩恵を受けていても実感としてそのありがたみを感じられないのかもしれない。
 今の日本では「平和への祈り」を求め、「平和を守るための行動」を訴えても、危機感はなく、あまりピンと来ないというのが現実か。
 しかし、核問題も含めて世界各地の局地的な紛争の状況を見れば、日本の平和はいつ脅かされるかわからないし、他国の平和維持に対しても我々は無関心であってはいけない。
 平和だと思っている日本で起こった北朝鮮による日本人拉致問題はまさに主権侵害で、日本の平和が脅かされているのだ。積極的な行動がなければ平和は守れないということをあらためて認識する必要がある。


8月5日(火)
 厳しい暑さが続きます。そのせいでもないのでしょうが、最近お亡くなりになる方が多く、今日も二つの告別式に参列させていただきました。
 温暖化のせいか、日中の暑さは異常で、余程気をつけていないとこうした気候では外にいると熱中症でダウンしてしまいます。
 関東では豪雨があり、東京で床下、床上の浸水の被害などが出ました。短時間に大雨が降るとコンクリートの都会では排水が間に合わず、思わぬ被害が出ることがよくあります。その点、田んぼや土のあるところでは吸水、保水効果があり、都会に比べればこうした被害は少ないと思います。
 大きな開発をして地面がコンクリートなどに変わってしまう場合、大雨を想定して調整池の設置が義務付けられているのはご存知でしょうか。地上に設置する場合もありますし、地下に設置してポンプで排水するという方法もあります。
 もちろん、これは必要な対応なのでしょうが、ここまでして開発するのはなんとなく自然に逆らって生活しているようで私は何か釈然としない思いがあります。
 河川自体も最近ではコンクリートの三面張りが増えましたが、子どもが転落すれば這いあがれず危険なことも多いと思います。
 私たちが子どもの時代は川にはまることなど日常茶飯事で草をつかみながら這いあがってきました。そうした経験のなかで危険回避の方法を自然に覚えていったのではないかと思います。
 温暖化などの環境問題を考えるとき、やはり昔の知恵をみんなが取り戻すことが必要なのだと思います。


8月4日(月)
教室で子どもたちが日本の歌を披露してくれました。
 多文化共生社会の実現をめざして様々な施策が実施されているが、外国人の子どもさんの教育については多くの課題がある。日本の公立学校の受け入れ態勢も十分でなく、学齢期のこどもが学校に行かず、ひきこもるような実態があるのは憂慮すべきことだ。
 近江八幡市には1歳から18歳までのブラジルの子どもたちを受け入れている学校があり、実情を聞かせていただくため、大津市選出の成田政隆議員とともに訪問した。
 学園には350名を超える子どもたちがそれぞれの学年ごとに分かれて、資格を持った母国の先生の授業を受けている。
 1人あたり平均5〜6万円の授業料で運営されているが、2人から3人の子どもがいれば夫婦2人が働いていても1人分の給料が教育費で消えることになる。
 また、現在学校法人としての認可も受けていないので、通学費の学生割引が適用されず、三重県から往復4時間かけて専用のバスで送迎している子どももいるそうで、ガソリンが高騰する中でその負担も大変という話であった。
 各種学校として認可を受けるための条件整備は進められているようなので、早く認可を受けて子どもたちの教育環境が一層向上すればと思う。
 あわせて公立の小中学校における環境についても、外国の子どもがスムーズに授業に入れるためのプレスクールの充実なども働きかけようと思う。
 子どもたちとともにブラジル料理の給食をおいしくいただきましたが、その明るい笑顔に勇気づけられました。


8月3日(日)
滋賀県消防操法訓練大会開会式の模様。
 まさに夏真っ盛りという暑さである。今日は恒例の滋賀県消防操法訓練大会が東近江市の消防学校で開催され、開会式に出席する。
 八幡支部からは島分団が代表で出場する。過去全国大会に出場の経験もあり、今大会も優勝、そして全国大会出場を目指している。
 仕事がお忙しい中でも連日早朝訓練などで鍛えた成果を存分に発揮されますことを祈ります。(午前11時)
 夕方、うれしい知らせが入りました。島分団が優勝し、全国大会出場を決めました。
日ごろのご苦労が実り、本当にうれしく思います。10月12日に東京のビッグサイトで開催される全国大会で是非とも優秀な成績をあげられますよう県民あげて応援しましょう。


8月2日(土)
平和への祈りをこめて熱唱する少女たち。
 8月になると終戦記念日を中心にして平和について語る集いが全国各地で開催される。近江八幡市では第一回平和祈念式が男女共同参画センターで開催され、連合自治会、社会福祉協議会、遺族会など各種団体を中心に500名以上の市民が参加して盛大に開催された。
 太平洋戦争の記録映画の鑑賞、中学生の平和への祈りこめた作文の紹介など小中学生からお年寄りに至るまで様々な世代の市民が集まり、戦争の悲惨さが風化しないようにと平和学習をするとともに、戦没者に追悼の意をこめて献花をした。
 間もなく広島や長崎に原爆が投下された日が近づく。二度とこのような悲劇が生まれないように核廃絶や平和実現への歩みを世界人類がともに歩まねばならないと痛感する。
 午後にはポリテクカレッジで開催されたアビリンピック滋賀2008の見学をさせていただいた。障害者の皆さんがキャドなどそれぞれの技能を競うもので、私は喫茶部門で養護学校の学生さんにおいしいコーヒーをいただいた。その完璧な接客に感心しました。
 夕方からは大津へ移動し、民主党医療問題研究小委員会に出席し、外科医でもある大分県選出の足立参議院議員から医療政策について講義を受ける。
 問題は他の先進国に比べて日本の医療費がいかに少ないか、また、人口10万人当たりの医師数がいかに少ないかということである。教育費もしかりであり、日本の税金は一体どこに使われているのかという思いである。ジェネリック医薬品の使い方、公立病院改革ガイドラインの是非、医療費の無料化はよいのか、それはコンビニ医療につながらないのか、また混合診療の問題点などなど検討すべきことは山ほどある。
 と同時に地域医療を守るためにも患者の受診行動の適正化を進めることは私も大きな課題だと持っている。県議会の質問では県民の皆さんに年2回程度啓発の研修会をするという答弁であったが、今回の講義の質疑で、かかりつけ医から病院へ、そしてどのような経緯で適切な医療がなされていくのか、そのネットワークの様子が住民にわかりやすく示される啓発が広報誌などでされる必要があるのではないかという示唆をいただいた。昨今、救急車をタクシー代わりに使ったり、緊急性がないのに救命救急センターへ行ったりと、医師をいたずらに疲弊させるような患者の受診行動の問題点が浮かび上がっている。こうしたことが原因で医療崩壊を起こせばたちまちにわが身に降りかかってくるのであり、医療を受ける側の意識改革も本当に必要であると思う。


8月1日(金)
 午前中は県議会地方分権・財政対策特別委員会の県内視察のため、東近江地域振興局を訪問し局長はじめ各部長から現況や課題について聴取した。
 地方振興局は数年前に県事務所、土木事務所、保健所などを統廃合し、局長に部長級を配置した上でそれぞれの地域振興をめざしたが、この間50の市町村は合併で26市町になり、地域振興策で振興局が各市町に指導助言する範囲は極端に少なくなった。
 むしろ本庁と振興局の二重行政で効率的でない部分も多く顕在化してきた。
現在、県はこの振興局の統廃合について市町の意見を聞いているが、行政改革の一環として県民サービスを後退させることなく、大ナタをふるう必要がある。そうした意味で今回の県内視察は大きな成果があったものと考える。次回の特別委員会では振興局の統廃合について市町長の率直な意見を聴取するため参考人招致をする予定である。
 午後は同じく東近江市で開催されたびわこ京阪奈線(仮称)鉄道期成同盟会総会に出席する。これは米原駅から近江鉄道と信楽高原鉄道をつないで京都府南部を経て大阪方面につないで総延長90キロのルートを作ろうとするものである。
 実現できれば滋賀県や地球のためにも自動車に頼らない環境づくりに大きく資するものである。鉄道やバスなどの交通機関と自転車・徒歩を組み合わせたエコ交通の推進をめざして着実な事業の進捗を関係行政機関・鉄道会社・住民の協働で進めたい。
 このあと近江八幡市で開催された連合滋賀議員団会議総会に出席し、参加者全員で政権交代に向けた解散総選挙勝利の決議をした。
 また、総会後には元ニセコ町長でユニークなまちづくりで知られる逢坂誠二衆議院議員(民主党)の講演「自治と国政の関係」を聞いた。
 真の民主主義を確立するためには、自治の諸活動の充実が不可欠という話に深く共感するものであり、自治の充実こそが市民の幸福につながるのである。国政を論じるにはまずこの原点である自治を充分知らなければならない。
 このことを念頭に私も改めて自治と国政の相互関係を考えようと思う。


   
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