5月5日(火)ひむれの里茶会

毎年恒例となった「ひむれの里茶会」にお招きいただきました。京都の茶道速水流宗家と近江商人が交流があったことをご縁に開かれているもので今年で20回目となります。宗家による供茶の儀式が行われた後、お点前を頂戴しました。近江商人の伝統文化に対する造詣の深さに感じ入るとともに、心が洗われるひと時を過ごさせていただきました。

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5月2日(土)滋賀県議会での新しい任期が始まります。

統一地方選挙が終わり、4月30日から滋賀県議会議員として3期目の任期が始まります。これからの4年間の大きな仕事は昨年誕生した三日月県政の政策の推進を図り、また、その進行をしっかりチェクすること、人口減少問題にしっかり取り組むこと、政治への有権者の関心を取り戻すこと、東日本大震災など大規模災害の復旧復興を進め、今一度私たちの社会にとって真の豊かさとは何かを考え実践することなど、多くの思いと決意を持ってスタートしました。
5月1日に新しい議員章の交付があり、初の全員協議会が開催されましたが、こうした思いを仲間たちと共有しながらいざ前に進まん!

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3月30日(月)昨日は3月のラストサンデーで大忙しでした。

29日の日曜日は今度市議会に挑戦する竹尾耕児君の後援会事務所開きからスタートです。後援会会長も含めて若いスタッフで運営され、若者の政治への参加ということで大きな期待が持てる集会でした。その後は新設される認定こども園の竣工式へ参加しました。運営主体は民間で、私の二人の子どももこの保育園でお世話になりました。かつてお世話になった保育士さんにもお出会いできて嬉しいひとときでした。そのあとは恒例となった権座のイベントに参加、あいにくの雨でしたが、多くのファンの皆さんが利き酒や美味しい料理を堪能されていました。
午後からはアベノミクスや雇用の問題、原発の再稼働などについて意見交換をしたいという若者グループの訪問を受けまして、約1時間あまりヒートディスカッションをさせていただきました。
来年の参議院議員選挙から18歳まで選挙権の年齢が引き下げられます。大いに若者が政治に関心を持ってもらえることを期待します。

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3月26日(木)新しい篠原駅が今年の秋には供用開始されます。

篠原駅周辺都市基盤整備推進協議会が開催され、出席しました。駅舎や自由通路は今年の秋には完成し供用開始されるという報告がありました。アクセス道路は年度内に終了します。駅前広場工事などもう少し時間が必要ですが、近江八幡市や野洲市、竜王町などの住民の長年にわたる願いがいよいよ現実のものになります。この整備事業により2市1町のまちづくりが進み、通勤者や学生の利便性が向上することを期待します。合わせて、高齢者や障がい者など交通弱者のみなさんにとっても利用しやすい駅に生まれ変わることを望みます。

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3月20日(金)県政報告会を開催しました。


三日月知事や嘉田由紀子チームしが代表をお招きして県政報告会を開催しました。昨年誕生した三日月県政を支え、県民の皆さんとお約束した政策が着実に推進されるように連携していきます。
人口減少がこれからの大きな課題ですが、滋賀から新しい豊かさを実現するため、また、すべての人に居場所と出番がある共生社会の実現を目指して邁進していきます。

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2月27日(金)後援会事務所を開きます。

3月1日の日曜日9時から今江政彦後援会事務所の事務所開きををします。2期8年間の県議会議員としての活動報告とこれから取り組む課題についてお話ししたいと思います。特に、昨年誕生した三日月県政とどのような連携をして滋賀県を元気にしていくのか、人口減少への取り組み、滋賀のアイデンティティーの確立など思いはいっぱいあります。そして、地方から安倍政権の経済政策や安全保障がいかに危ういものか、訴えていきたいと思っています。是非お立ち寄りください。

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2月24日(火)第4回武村政治塾

今日から二月定例会の一般質問が始まりました。終了後は大津で開催された第4回武村政治塾に参加しました。テーマは「この国はどこへ行くのか。」
戦後70年の意義、そして経済政策や人口減少などの日本の課題について武村先生ならではの鋭い解説でした。あわせて安部政権に対する鋭い批判も気持ちよく 、有意義な時間を過ごさせていただきました。
今の政権運営、そして、それを支持するひとの多さに愕然としながら、本当にこの国がどこへ行こうとしているのか、憂えています。何とか民主党の再生でこの流れを変えて行きたい。

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2月21日(土)民主党滋賀県第4区総支部定期大会

民主党滋賀県第4区総支部の定期大会が開催され、2015年度の活動方針などが承認されました。党員からは民主党の再生に向けて建設的な意見も出され、再度全員で政権交代に向けて戦うことを誓いました。
党再生のためには当面の統一地方選挙に勝利することが重要です。定期大会の後には決起大会も行われ、候補予定者からそれぞれの熱い決意が述べられました。

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2月12日(木)工業団地の現地視察。

今日は政策土木常任委員会が開催され、琵琶湖大橋の無料化などの当面する課題の報告を受けた後、竜王町で造成工事が行われている工業団地の現地視察に行ってまいりました。
約30万平方メートルの敷地に7区画の造成が行われており、現在2社から進出の申し出があるそうです。28年度には造成が終わります。造成工事はGPSなどを用いた最新の手法でおこなわれています。雇用の確保を始め、滋賀県の地域経済の活性化に大きく寄与することを期待します。

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7月19日(土)「かだ知事おつかれさまでした。」

今日でかだ知事の任期が終了します。二期8年間本当におつかれさまでした。私も約7年間議会でご一緒しましたが、いつも真摯に答弁される姿勢はなかなかのものでした。時にはいじわるな質問があっても平然と答弁されるのはまさに「しなやかに」でした。
引退されても健康に留意されて草の根県政発展のためアドバイスをお願いします。

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7月9日(水)「滋賀知事選挙もいよいよ終盤へ。」

全国的に注目を集めている滋賀県知事選挙もいよいよ終盤戦へと進んできました。マスコミの評価はまさに両者横一線で、厳しい選挙戦が連日続いています。

自民・公明の政権与党は連日党の幹部や政権の閣僚を滋賀県に送りこみ、国の総力を挙げて推薦している官僚出身の候補を知事にしようとしています。

これに対して三日月候補は元滋賀県知事の武村正義氏、嘉田現知事とともに「チームしが」を結成して、武村県政以来引き継がれてきた「草の根県政」とびわ湖を守るための闘いを続けています。

私はこの戦いを「滋賀県民が先人から引き継いできた誇りとアイデンティティーを失うことなく、自分たちの滋賀を自分たちの力で発展させるという心意気を示す闘い」と位置付けています。

政権与党が補助金というアメとむちで官僚出身の候補を知事にしようとしている姿を見て果たして県民は納得するのでしょうか。私は「県民のみなさんが滋賀に対して持っている誇り」をかたく信じています。

ガッツ三日月、最終最後までがんばろう!

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6月28日(土)「いよいよ知事選挙スタート。」

6月26日に知事選挙の告示がされ、いよいよ滋賀県の将来を託す重大な選挙戦が始まりました。武村県政以来引き継がれてきた草の根県政を守るのか、それとも国から送り込んできた官僚出身の知事による国主導の県政へ戻してしまうのか、まさに天下分け目の選挙戦となります。

多くの県民のみなさんが高い評価をしている嘉田県政を引き継ぎ、発展させるという三日月大造候補の熱い思いを県民のみなさんへ伝え、地域主権、草の根自治、そして琵琶湖を守り、放射能で決して汚してはいけないという県民の思いを広げる活動をしっかり続けていきたいと思います。

「びわ湖とともに、想いつなぎ、力を一つに!」

6月26日三日月大造候補は大津駅からスタートしました。

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6月15日(日)「始動!チームしが」

「チームしが」の活動が全県下でフル稼働中です。快晴となった15日の日曜日は近江八幡を中心に三日月大造前衆議院議員、嘉田由紀子知事の両代表がともに駆け巡りました。

午前中は「ガッツ三日月キックオフ集会」に連合滋賀の皆さんを中心に多くの方々がワールドカップの中継中にも関わらずお集まりいただきました。力強いご声援本当にありがとうございました。

午後は発達障害のある子どもの保護者のみなさん、まちづくりに取り組んでいるNPO法人の皆さん、農業関係者のみなさんとのミニ集会を行い、「チームしが」の政策に多くの意見をいただきました。

三日月代表は連日県内を歩き、できるだけ多くの県民のみなさんのご意見を伺い、そして政策に反映できるようにがんばっています。県民のみなさんと政治との距離が一層近づくように「ガッツ三日月」がんばろう!

まちづくりに取り組むNPO法人のみなさんに交通政策などについて説明する三日月大造「チームしが」共同代表

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6月6日(金)「嘉田知事にとって最後の県議会が終わりました。」

6月4日に6月臨時県議会が終わり、嘉田知事が2期8年を総括する挨拶をされました。私は2007年4月に県議会議員に初当選させていただき、以来これまで7年余り嘉田知事と一緒に県議会での議論をさせていただきました。

最初の臨時会では初めて民主党会派から1票差で出原議長が選出されるなど大きな変化がありましたが、その後、県議会の会派構成が変わり自民党の議長にもどると、ダム問題の審議で前代未聞の流会騒ぎがあるなどまさに混迷を極めました。しかしながら、新幹線新駅の中止やダム建設の見直しなど大きな公約を実現され、子育て支援策などについては我々の会派と連携しながら大きく推進してこられました。

日本未来の党の代表就任の際には県議会から大きな批判を受けられましたが、常に政治信条を曲げず、県民のみなさんや滋賀県の安心安全のために8年間取り組んでこられたご功績は県政史上に大きな足跡として残されることと思います。本当にお疲れさまでした。

今後もこうした実績と環境社会学者としての知見を生かして滋賀県の発展と子どもたちの未来のために活躍されることをお祈りしています。

県議会終了後、会派議員から嘉田知事にねぎらいの言葉が送られました。

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5月17日(土)「沙沙貴神社のなんじゃもんじゃの木観賞会。」

沙沙貴神社の「なんじゃもんじゃ」の木です。

快晴となった土曜日。今日は多くの地域の行事に参加をさせていただきました。その中でも沙沙貴神社の「なんじゃもんじゃ」の木の観賞会は多くの観光客のみなさんも交えて盛大に行われました。

また、今年は包丁道正派四條流小谷明宏様による包丁式「八刀の鯉」が奉納され、あらためて日本の文化の奥深さを感じさせていただきました。ありがとうございました。

「なんじゃもんじゃ」の木は「ヒトツバタゴ」というもくせい科の樹木ですが、何だこの花!というところからか「なんじゃもんじゃ」と呼ばれているそうです。この時期にまるで雪が積もっているような風情は一見の価値ありです。近江八幡・安土の観光スポットとしても注目されています。

沙沙貴神社で行われた古式豊かな包丁式「八刀の鯉」

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5月9日「三日月大造衆議院議員知事選出馬表明」

5月9日に三日月大造衆議院議員が職を辞し、7月に行われる滋賀県知事選挙に立候補することを表明された。さる7日に不出馬を表明された嘉田由紀子知事の後継としてその政策を引き継ぎ、さらに発展させることを力強く宣言された。

滋賀知事選挙にはすでに自民党や公明党が経済産業省の官僚出身者を擁立することを決めているが、政権与党がアベノミクスをはじめ国の政策をそのまま持ち込もうとする流れにはしっかり対峙していきたい。滋賀県の企業の大半占める中小企業の皆さんはアベノミクスの負の側面をまともに受けて大変苦しい思いをされていることを見逃してはいけない。

嘉田知事と三日月氏が共同代表として創設された「チームしが」を核にして滋賀県のDNAとして引き継がれてきた「草の根自治」を守り、発展させていくために全力を注いでいきたい。

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2014年3月24日(月)「議員定数削減。」

2月定例会が今日閉会を迎えました。2度にわたって継続審議となっていた「流域治水条例」案が今日やっと可決されました。今後は川の中の対策だけでなく、川の外の対策も進めることにより、いかなる洪水にあっても県民の命はしっかり守っていく体制を整えていくことになります。

今日の議会では来年の統一地方選挙から適用される県議会議員の定数を定める条例が賛成多数で可決されました。内容は現行の47名を44名とするものですが、私たちは37名に削減をすることを主張してきました。4月から消費税が増税されることから、県民の皆さんに負担をお願いするばかりでなく、議員自らも身を削る努力をする必要があると考えたからです。自民党は先の統一地方選挙で議員定数2割カットを公約に掲げて過半数の議席を得たにもかかわらず、今回は自分たちの都合で44名までの削減で止めました。まさに公約違反と言えるものです。

自民党のこうした身勝手な行動を許すことなく、私たちは今後も37名まで定数を削減することを訴えていきたいと思います。

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11月24日(日)「進まない東日本大震災の復興事業。」

いわき市久之浜町の津波被災現場では高く盛り土された神社がそのまま残されているのが印象的でした。この建物は保存される予定とのことでした。

私が委員長を務めている県議会の防災・エネルギー対策特別委員会で11月19日に福島県いわき市の震災復興事業の調査に行ってきました。先月の飯館村の除染作業の現地視察に続いて今年二度目の福島県への訪問となりました。滋賀県は震災後、福島県に対して避難所への職員の派遣などを行い、今も技術職員が復興事業に協力をしています。私も震災直後には福島市の避難所の激励や南相馬市の被災状況調査で訪問させていただきました。福島県は地震、津波に加えて福島第一原発事故による原子力災害というこれまで経験したことない災害に見舞われ、いわき市では追い打ちをかけるように火災の被害や窃盗の被害が加わり、まさに五重苦の状態だとおっしゃっていました。

今回の調査ではいわき市久之浜町の津波被災現場に行き、慰霊塔への参拝の後、住民のみなさんのお話を伺ってきました。商店街などが全壊しましたが、2年8ケ月経過してやっと土地利用計画も決まって、訪問時にコンクリートなどのがれきの撤去が始まっていました。住民の方が現在のこの姿をしっかり目に焼き付けて、事業が終わったらもう一度生まれ変わったこの地を見に来てほしいとお話しされていました。

いわき市では漁業への風評被害などで苦しんでおられますが、訪問時には試験操業が行われ、安全性へのPRにも取り組んでおられます。飯館村などの除染作業がなかなか進まない中で、こうした漁業や農業への影響をみますとあらためて原子力災害の恐ろしさを痛感します。先日、滋賀県でも原子力災害時の琵琶湖への影響等のシュミレーション結果が報告されましたが、こうした福島の現状をしっかり検証したうえで原発ゼロへの道筋をつけることが今に生きる我々の使命であると思います。

お忙しい中にもかかわらず、被災体験などお話をしていただいた住民のみなさんやNPO等の関係者の皆さんに心から感謝申し上げますとともに、視察の成果を滋賀県の防災対策にしっかり反映させていくことお誓いします。

NPO法人ふよう土2100の理事長さんに仮設の浜風商店街や被災現場のご案内をいただきました。

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11月15日(金)「知事との懇談会」

今日は11月定例会に向けて会派と知事との懇談会が行われ出席しました。主なテーマは流域治水条例、高島市の鴨川に不法投棄された木材チップの処理、そして、ワールドマスターズゲームズの開催などについてです。

流域治水条例については9月定例会でわが会派はいくつかの付帯決議をつけて早急に可決すべきと主張しましたが、自民党などにより継続審査とされました。規制や罰則など住民の理解を得なければならない事項は多くありますが、いかなる洪水にあっても住民の命を守るためには早急に制定することが必要です。県当局から自民党に対して条例の修正協議が行われたようですが、知事に対して安易な妥協をすることなく、原案通り可決を目指すように求めました。

高島市の木材チップについては全量撤去に向けて努力しているということですが、いまだその見通しはたっていません。先日、会派で懇談をした県漁協の皆さんも風評被害などを大変心配されていました。早急な対応をあらためて知事に求めました。

ワールドマスターズについては2021年の開催に向けて関西が名乗りを上げましたが、すでに報道されているように大阪府や大阪市は費用対効果に疑問があるということで不参加と費用負担をしない旨を宣告しています。こうした取り組みについて先日開催された関西広域連合議会の総務常任委員会でも拙速であるとの批判が多くありました。生涯スポーツの推進や観光振興、そして経済効果など総論での反対はないものの関係する自治体で六億円から七億円程度の負担が見込まれることから今後も慎重な取り組みが必要であると思われます。

この11月定例会では再度、流域治水条例が大きな争点となりますが、併せて台風18号の被害に対する対応や新年度予算編成方針なども重要案件です。わが会派としてもしっかり取り組んでいきます。

知事との懇談会では流域治水条例について住民に対してまちづくりの観点からも丁寧な説明をされるように求めました。

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10月25日(金)「福島県飯舘村の除染活動。」

今週の21日、22日の2日間にわたって福島市や飯舘村を自治体議員協議会で訪問させていただき、食品の安全検査体制に対する「JA新ふくしま」の取り組みや飯舘村における除染活動について視察させていただきました。また、併せて、福島大学清水教授によるチェルノブイリ原発事故と福島原発事故の比較や復興に向けての取り組みについてご講演を拝聴しました。

それぞれのお立場で福島原発事故の対応に大変ご苦労いただいていることに対してあらためて敬意を表したいと思います。そして、除染の現場などを視察させていただき、深刻な放射能被害が今も続いていることに対して大きな憤りを感じます。今、汚染水の処理が国会などで議論がされていますが、避難されている住民のみなさんが帰還できない状況が続いている中で、除染活動も遅々として進んでいない現状を垣間見てきました。今、オリンピックの東京招致に湧きかえっている中で、施設の建設などで人や機材が東京へ集中し、復興がまた遅れるのではないかという住民のみなさんの不安の声があることを見逃してはいけないと思います。

飯舘村では村の振興公社の事務局長さんから除染活動の概要についてお聞きしました。振興公社はもともと畜産振興やまちづくりのために設立された公社ですが、いまでは国から除染作業の委託を受けて、村民のみなさんを中心に作業員を雇用し、百数十名で作業を続けておられます。私たちがお話をお聞きした会議室も作業員の方の休憩室になっています。宅地で除染をすれば確かに放射線量は減少するのですが、山林の除染を進めないことには、雨などでまた線量が増えるという悩みがあります。そして、山林の除染はほとんど人の手作業で行うことからこれも思うように進みません。人の力でどうにもできない放射能汚染の怖さをあらためて痛感しました。そして、最大の悩みは野積みされている汚染土をどう最終処分するのかということだと思います。今は写真のように仮置き場に袋に入れて積まれていますが、先の見込みは立てられていません。

こうした状況を見てみないふりをしてるのか、安倍総理は公然と原発推進を唱えています。福島大学の清水先生はもしチェルノブイリ級の原発事故が日本各地で起これば日本の国は破滅すると懸念されていました。

直ちにすべてを廃炉とまではいかなくても、やはり原発の新増設は認めない、40年を経過したものは順次廃炉していくことにより、原発ゼロを目指すことが必要です。もちろんそのための代替えエネルギーとして再生可能エネルギーの開発を進めることは必須条件です。核廃棄物の処理についても見通しが立てられない中で、こうした福島の現実を直視し、原発ゼロを目指して国民のみなさんの理解を得るためこれからも取り組んでいきたいと思います。

飯舘村の仮置き場には汚染土の袋が野積みされています。

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