5月17日(火)下流老人

地方議員フォーラムの2日目は分科会「下流老人をどう防ぐか」をテーマに藤田孝典さんの講演に参加してきました。『下流老人 一億総老後崩壊』というショッキングな著書がある藤田さんの話はまさに身につまされるものでありました。一部の富裕層を除けばほとんどの人が直面する課題です。おそらくこれまで普通に働き、子育てし、生活してきた大半の人が病気や介護に直面すれば年金収入だけでは老後の生活は乗り切れません。我が身に置き換えても同じ不安があります。自分の年金額を見てもとても生活できる金額ではありません。こうした状況を政府は貯蓄と家族の支援で乗り切れと言わんばかりの今の政策だと思いませんか。年金の原資を株に投じて損失が出たら年金額が下がっても仕方ないと言い放つのが今の政権の姿です。
今の社会保障制度ではほとんどの中流と思っている人がやがて下流老人になるのは明らかです。あらためて人に投資する政治を進めなければなりません。そのことを痛感した分科会でした。

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