2017年1月1日(金)「新年あけましておめでとうございます。」

昨年は国民のみなさんの思いを踏みにじるように安保法制や労働法制を改悪する法案が国会で強行採決されるなど、暗い一年となってしまいました。しかし、滋賀県にとって大変重要な法案である「琵琶湖保全再生法」が民主党の田島一成衆議院議員などのご努力により成立したことは大きなニュースでした。滋賀県では琵琶湖の保全再生のために毎年数十億円に及ぶ県費が使われていますが、琵琶湖は近畿1450万人の水源であり、また国の宝でもあります。今回の法律制定により国の財政負担も明記され、水草除去や外来動植物の駆除、水産資源の確保、水質保全等に大きな展望が開けてきました。このことを契機に滋賀県民の誇りである琵琶湖の保全再生が一層進むように我々県議会としても努力していきます。

2017年の1月4日にはいよいよ通常国会が開かれます。TPPの大筋合意や消費税の軽減税率の適用など大きな政策課題について国会で議論すべきところ昨年は臨時国会が開かれず、国民のみなさんにも十分な説明もなされませんでした。これらは国政だけの課題ではありません。TPPが先の大筋合意の通りに締結されれば滋賀県の農業は40億円を超える損失が生まれるなどの試算がされている中で、滋賀県としてどのように対策を講じていくのかは大きな課題です。また、軽減税率の適用で1兆円を超える財源不足が生じ、社会保障制度が後退するようであれば滋賀の医療や福祉、子育て環境にも大きな影響が生じます。国会のでの審議を見ながら、滋賀県議会でもこれらの課題への対応をしっかり議論するとともに中小零細企業の支援に一層取り組んでいく1年にしたいと思っています。一層のご指導を賜りますようお願いいたします。

 

 

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